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子供のお手伝い、したがる時がやらせ時!協調性が養え家族の絆も深まります
2~3歳の頃って、パパやママの後をウロチョロし、何でも真似をしたがる時期。
そのくせ構ってくれないとやたらと反抗して、どう接したらいいのやら、手を焼かせますよね。
忙しい時、つい「邪魔しないで」「大人しくしていて」「向こうへ行って」と語気を強めてしまったことってありませんか?
小学校高学年以上になったら、「お手伝いをして」と親がどんなに頼んでも、面倒くさがってなかなかやってくれなくなります。
今だからこそ、大好きなパパやママのそばであれこれお手伝いをしたがるのです。
逆に言えば、お手伝いをしたがる時がやらせ時、教え時ともいえます。
2~3歳にもできるゼリー・プリン作り
これは、年子三人の子育てをしたママから聞いた、子供の自主性を尊重しながら、お手伝いをしてもらう方法です。
最初は、市販のゼリーやプリンの素を買ってきて、粉末を子供にボウルに入れてもらい、計量カップに適量入れてあげたお湯や牛乳を注ぎ入れて、よくかき混ぜてもらいましょう。
小カップに取り分けて、みかんやパイナップル、ももなどの缶詰を入れ、冷蔵庫で1時間冷やすだけ。フルーチェなら待ち時間もいりません。
自分で作った初めてのおやつは格別なもの。褒めてあげれば、お手伝いが楽しくて仕方なくなるはず。自主性も育ちます。
スープ作りで共同作業を学ぼう!
さあ、次は第2ステップ。一緒に簡単なスープを作りましょう。
2~3歳の子供に包丁を持たせたら、気が気じゃありませんよね。
お米を研がせたら、大量のお米を流しに詰まらせ、後始末が大変だったり……。
でも、2〜3歳の子供でも、野菜を洗ったり千切ったりすることはできますよね。
もう少し大きくなれば、皮をむいたりお鍋をかき混ぜたりすることもできるようになります。
様子を見ながら、少しずつ出来ることを増やしていきましょう。
手順1
まず、玉ねぎの皮をむき、人参と一緒に洗ってもらいましょう。
物足りなければ、キャベツかレタスを洗って葉を千切ってもらってもいいでしょう。
手順2
子供が作業をしている間、大人はお湯を沸かし、人参や玉ねぎを薄切りにし、子供にキャベツと一緒に鍋に入れてもらいましょう。
塩コショウを振って5分くらい火にかけたら、ウィンナーか水餃子、肉団子などを加えてもらってもいいでしょう。
手順3
さらに5分くらい火を通したら止め、鍋敷きに固定した鍋に、コンソメスープか鶏がらスープの素を入れてかき混ぜます。
出来そうなら、ここも子供と一緒にやっても良いでしょう。
これで、簡単なおかず兼スープの出来上がり。
野菜嫌いな子供でも、何てったって自分で作った料理ですから、きっと喜んで食べてくれるでしょう。
こうやって大人と共同作業をすると、相手の様子を観察しながら協力して作業をすることを学べ、外でお友達と遊ぶ時にも活かされます。
騙されたと思って、ぜひ試してみて下さい。
年齢に応じたお手伝いを
もし上に4~6歳の子供がいるなら、焼きもち半分で料理作りに参加してくるでしょう。
その時は、子供用の軍手をさせ、ピーラーや素手で皮をむいたジャガイモや人参、玉ねぎを子供用包丁で切ってから水洗いしてもらえば、けがの心配をせずにシチューやカレー作りに参加してもらえます。
下の子供より少し高度なことを頼むと、上の子供の自尊心もくすぐられ、家族みんなで料理を楽しめます。
下の子供には、ブロッコリーを洗い、大人が軽く包丁を入れた箇所で小分けに割ってもらえばよいでしょう。
鍋にルーを入れるのも、下の子供ですが、熱いスープをかき混ぜるのは、上の子供にお願いしましょう。
ルーを変えれば、ボルシチ、カレーシチュー、ホワイトシチュー、トマトシチュー、トン汁と何にでも応用できます。
パパも一緒にファミリークッキング
このお宅ではパパも参加し、お肉を切ったり火の番を頼んだそうです。
ちなみにこれらの料理は、キャンプでも役立ちます。
トン汁の中にそうめんや白玉、ボルシチの中にペンネやマカロニを入れれば、3~5分で主食に早変わり。
簡単に家族みんなの愛情をミックスしたコクのあるオリジナル料理が出来上がります。
「日頃、子供とあまり会話のないパパでも無理なく子供と話せ、子供のお手伝いが家族みんなで料理をするきっかけになった」とのこと。
親子の共同作業は、家族のきずなを深め、記憶に残る素敵な思い出を作ってくれるでしょう。