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【体験談】甘く見ないで!とびひの恐ろしさ&病院に行くタイミングについて

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    とびひ…どこか昭和の香りのするこの言葉…。しかし、甘く見てはいけません。今回は、我が家がとびひにえらい目に合わされた話と、「いま思えば、あの時に病院に行っておくべきだった…」と心から思う、病院に行くタイミングについて共有させていただきたいと思います。


    「とびひ」の正式名称・症状・治療・予防法とは?

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    実は「とびひ」は俗称。「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」が正式な名前なんです。

    伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)とは、小児に生じる細菌感染症の一種。接触により、火事の飛び火のように広がることから、俗に飛び火(とびひ)ともいう。

    ・症状
    湿疹などを掻くことによりできた傷に、黄色ブドウ球菌・連鎖球菌が感染し、小児の体幹・四肢に膿疱を伴う痂皮(かひ。かさぶたのこと)ができる。接触感染にて感染が広がることがある。

    ・治療
    治療は、抗生物質の内服・外用である。これは原因となる細菌を取り除くためである。また、対症療法として、かゆみを抑えて掻きむしらないようにさせるために、抗ヒスタミン剤の内服という手段も追加されることがある。

    ・予防
    清潔に保つことが第一である。手洗い、入浴などをしっかり行い、爪は短めにしておく。

    Wikipediaより引用

    知識は知っていても、実際にとびひになるまでは本当のところはわからないもの…。ここからは、私の実体験です。

    子どものとびひに気付いたタイミング

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    当時3歳の娘がとびひになったのは、6月後半か7月前半くらいだったと思います。おそらく蚊か何かに刺されて腫れて、掻いたあとがカサブタになって、それもまた掻いてはがれて…を繰り返し、汁が出ていました。私は「治りが悪いなー。でもそのうち治るでしょ。掻いちゃダメだよ〜。」くらいのもので、ほとんど気にしていませんでした。

    しかし、ある日保育園の先生から、「これとびひかもしれないんで、病院に行ってみてください」と連絡が。かかりつけの小児科に行ってみると、とびひとの診断。足と腕と鼻の穴の中で、合計3〜4ヶ所だったと思います。

    飲み薬と塗り薬を処方してもらい、プールはお休み。毎日飲み薬を飲み、塗り薬を塗って、徐々に汁も減って落ち着いてきたので、私も「まあ、とびひってそんなもんだよね〜」と、まだまだとびひをナメきっていました。

    治りそうで治らない、子どものとびひ!

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    病院に行くと「症状が落ち着いてきたので、飲み薬はもういいかも」ということになり、塗り薬だけになったのですが、そうするとまた徐々に汁の量が増えたり、とびひの場所が増えたり(まさに飛び火!)して、なかなか完治しません。

    これについては以前こちらの記事にも書いたように、薬を塗る量が全然足りなかったようです。その間引越しをしたので、病院がいくつか変わったりしつつ、飲み薬を飲んでる間はおさまり、飲み薬をやめるとまたひどくなり、という状態でした。

    なかでも大変だったのは、頭皮にとびひが出来たとき!まず出来たことに気付くまでに時間がかかったし、薬を塗るのも大変。毎日お風呂で洗っても、寝ている間や昼間にまた汗をかくので清潔に保つのも大変。足や腕のようにガーゼや包帯で覆うこともできないので、すぐ掻いてしまうし汁も移りやすい。完全にトラウマになっていて、思い出すだけでぐったりです。当然、娘も大変だったと思います。

    赤ちゃんも大人もとびひに感染!

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    一応、タオルを分けたり同じ湯船に入らないようにしていたのですが、努力もむなしく私は耳の穴、当時0歳の息子は頭皮、夫は鼻の穴の中とヒゲの剃り跡に感染。それぞれ病院に行って飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。ただ、幸いにも娘以外は比較的症状も軽く、治りは早かったです。私も授乳をしたまま薬を飲んで治すことができました。

    ただ、この勢いだと保育園で他の子にもうつしていたかもしれません…。まあうちの子も誰かからもらったかもしれませんが。とびひに限らずですが、感染対策とかやってるとゾンビ映画みたいな気分になってきますね。「クソっ!やられた!オレはもうダメだ…。お前は構わず行ってくれ…!」的な…。

    薬を塗る量を見直し、2ヶ月経ってやっと子どものとびひが完治

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    先程も紹介したこちらの記事の通り、薬を塗る量を見直して、毎朝毎晩塗って、ガーゼや包帯で覆って…を繰り返し、やっと完治した頃には発症から2ヶ月くらいが経っていました。もう痒みはなく、「そのうちキレイになる」とお医者さんにも言われましたが、半年経った今でも1番ひどかった足にはうすく内出血のような痕が残っています。

    子どものとびひ、病院に行くタイミングは「蚊に刺される前!」

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    娘は以前から、蚊に刺されるとすごく腫れるタイプでした。私は蚊に刺されても掻きむしらなければ小豆〜大豆くらいの大きさでしたが、娘はいつも500円玉くらい。しかもパンパンに腫れて熱を持つような感じでした。市販の薬だと塗ってすぐはスーッとするようですが、また痒くなるので掻いてしまうんですよね。その結果治りが悪くなって、とびひにも感染してしまったのだと思われます。

    いま思えば、虫に刺される前に「この子、虫に刺されるとすごく腫れるんです」と言って、塗り薬をもらっておけばよかった…。とびひで病院に行ったときに「また虫に刺されたらこれを塗りなさい」と処方してもらった薬がすごく優秀で、刺されてすぐ塗るとほとんど腫れないしかゆみもないようで、市販薬とは大違いでした。

    というわけで、「虫に刺されるとすごく腫れるタイプの子」は、刺される前に病院へ行ってください!刺されないように虫よけスプレーなども併用するといいと思います。

    腫れないタイプの子も、刺されたあとはじゅくじゅくして汁が出ていないか、こまめに確認してあげてください。転んで擦り傷が出来たときなども同様です。

    我が家のとびひ体験のまとめ

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    ・とびひを甘く見ない!
    ・虫に刺される前に病院に行って、虫刺され用の薬をもらっておく!
    ・虫刺されのあとや傷あとから汁が出てきたら、とびひを疑う!
    ・感染予防をしても気を抜かない!大人にもうつります!
    ・頭皮、鼻の穴の中、耳の穴の中など、見えにくい場所も注意!
    ・薬を塗る量を要確認!
    ・薬を塗ったら、ガーゼや包帯でカバー!(ただし巻きすぎて蒸れない程度に)

    以上、我が家の教訓を活かして、とびひの犠牲になる家庭が少しでも減ることを祈っております!


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