- 子育て体験談
- 出産の悩み
- 妊娠・出産
【無痛分娩体験談】麻酔、痛み、費用、出産の流れなどを無痛分娩体験者に聞きました
今回は無痛分娩で出産したママに、体験談をお聞きしました。
・無痛分娩のメリット、デメリット
・費用
・退院後の体調や体力の回復
・無痛分娩を選んだ理由
・病院の選び方
・必要な準備や手続き
・分娩から退院するまでの流れ、無痛分娩の方法
・家族や周囲の反応、ご自身の気持ち
・無痛分娩を検討中のご家族へのメッセージやアドバイスなど
など、気になることを教えていただきました。
「初産で陣痛の痛みがわからないので不安」
「1人目は難産でつらかったので、2人目は無痛分娩にしたい」
「高齢出産や妊娠中の体力低下で、出産が不安」
といった理由で無痛分娩を検討している方のお役に立てると嬉しいです。
妊娠中に体力が低下したため、無痛分娩を選択
無痛分娩を選んだ理由、きっかけ
親族や友人が無痛分娩をして、もともと勧められていていました。
加えて妊娠初期はつわりや不正出血、中期から後期にかけてはお腹の張りに悩まされ入退院を繰り返し、安静か寝たきり状態が長く体力が極端に落ちていたこともあり、無痛分娩を選びました。
無痛分娩の流れ、スケジュール
産院は姉と一緒の、中央線沿いにある都内でも無痛分娩で有名な病院を選びました。
手続きは直接主治医に「無痛分娩希望です」と伝え、早めに日程をきめていきます。
特に人気の高い病院なので早い段階で予約を勧められました。
分娩スケジュールとしては前日に入院をして、翌日に無痛分娩の処置を受けます。
無事産まれたら5日間入院後退院となります。
無痛分娩の麻酔方法
背中に細いチューブを入れて麻酔薬を注入する硬膜外麻酔方法で、主治医や助産師さんの「いきんで」の声掛けは聞こえるのに、まったく陣痛やいきんでいる感覚がわからない状態で出産を終えました。
とても不思議な感覚でした。
無痛分娩後の経過や体力回復について
暫く会陰切開したところが痛くドーナツクッションがなければ座れないほどでしたが、陣痛の痛みがほぼなかったお陰で体力の消耗も少なく、退院後の体力の回復は早かったので、積極的に子育てに参加できたと思います。
無痛分娩にかかった費用
費用は80万円前後かかるので安い方ではないですが、痛みのなさや体力の回復の速さを考えると値段の価値はあったと思います。
無痛分娩を検討中の方へ
もともと妊娠中の安静状態を考えても家族からも無痛分娩を勧められていたし、海外では無痛分娩がメジャーな出産の形と知り無痛分娩に負い目を感じることは一切ありませんでした。
少しでも自然の形の出産に不安を覚えるのであれば、ご家族と無痛分娩について相談してみてください。
(さくらさん)
普通分娩に比べて、体力の消耗が少なく回復も早かった!
無痛分娩を選んだきっかけは、一人目の出産が難産で体力を激しく消耗してしまったことです。
お産自体が長時間かかったうえに痛みに体力を奪われ、退院後も日常生活がままならない期間がしばらく続きました。
それでもどうしても二人目が欲しいと思い色々と調べたところ、費用はかさむものの、高齢で体力に自信がなかったことや再び難産になる可能性などを総合的に判断して無痛分娩を選択しました。
無痛分娩の病院の選び方
無痛分娩の悲しいニュースを何度か見たことがあったため、病院はしっかりと納得のいく説明をしてくれ、かつ実績の多いところを選びました。
無痛分娩の費用
費用は入院期間も含めてトータルで80万円程でした。
無痛分娩に必要な準備や手続き
基本的な準備や手続きは普通分娩とそれほど変わることはありませんでしたが、申込前に別途麻酔科の医師から説明を受け、血液検査と尿検査を行いました。
分娩から退院するまでの流れ、無痛分娩の方法
出産予定日に必要な準備はしていただけるものの、その時の状況により、無痛分娩を行うか否かは医師が判断されるとのことでした。
私は特に破水やその他の予定外のことも起こらなかったため、予定通り局所麻酔を行っていただきました。
退院後の体調や回復について
普通分娩に比べ、はるかに体力の消耗が少なく、回復も早かったです。
麻酔の後遺症も一切ありませんでした。
無痛分娩のメリット
不安と痛みがとても和らぐこと、産後の回復が早いと感じられたことです。
無痛分娩のデメリット
やはり事故が起きる可能性への不安はありました。
無痛分娩を終えて……家族や周囲の反応、自分自身の気持ち
家族は私の選択を尊重してくれ、私は病院を信頼しました。
無痛分娩を検討している方へ
マスコミやインターネットの無用な不安に煽られることなく、しっかりと納得のいくまでパートナーやご家族と相談されるのが良いと思います。(くまねこさん)
出産の瞬間は無痛だったが、陣痛は痛かった
自分には子供が3人います。
1人目の長女は苦労することなく3時間程度の安産だったので、2人目も安産だろうなと思っていたのですが、思っていたより痛く、苦痛の中で出産をしました。
この痛いイメージが頭にあり、3人目は痛さを感じずに産みたいと望んだので、無痛分娩を選びました。
無痛分娩の費用
無痛分娩だけにかかる費用としては約8万円程度でした。
近所のママ友に聞くと「10万円近くかかるところもある」そうだったので、通っているクリニックは安い方だったようです。
入院から出産までの流れ
出産方法は計画分娩だったので、前日入院でした。
入院初日はバルーンを入れてのんびりするだけで終了。
無痛分娩当日の流れ
入院2日目は、朝早くから陣痛分娩室へ入り促進剤を入れていきます。
私が無痛分娩を行ったクリニックは、ある程度の陣痛が波に乗るまでは無痛にしないそうで、しばらく待っていました。
「無痛じゃないじゃん」と言ったところで、もう取り返しがつかないので、このまま痛さを我慢していました。
そして、陣痛の波が大きくなり、本格的な陣痛がやってきました。
助産師さんが「麻酔科医さんを呼んで!」と叫び、バタバタとし始めます。
痛さを我慢しながら10分後、麻酔科医が来て、背中に管を通されて麻酔されていきます。
すると、今まであった痛みがなくなっていき、「もう楽勝だ」という気持ちに。
子宮がどんどん開いて、無事出産することができました。
無痛分娩の感想
無痛分娩した感想としては「全然無痛じゃないじゃん」ということです。
産まれる瞬間は無痛でしたが、それまで陣痛の痛さを耐えないといけないとは思ってもいませんでした。(なんだかなぁさん)
ヨーロッパでは無痛分娩が一般的
私は現在ヨーロッパに住んでいます。
こちらではほとんどが無痛分娩となるので、初めての出産の時は本当に不安でした。
無痛分娩をしない人がいないくらい一般的なので、病院の先生も無痛分娩前提で準備や説明をどんどん進めます。
そのため、私の場合は無痛分娩をするかしないかと選んだり迷ったりすることなく無痛分娩に決まりました。
無痛分娩の病院選び
病院は自宅から比較的近い総合病院の方が安心かなと思い、自宅近くの病院を選びました。
無痛分娩にかかった費用
費用はヨーロッパでは保険が効くため出産費用は殆ど掛からないので、薬代等や入院中の個人の部屋代を含めて夫が支払ったのが日本円で10万弱位でした。
入院から出産までの流れ
無痛分娩は背中に大きめの注射をして、痛みをまず感じないようにしてから出産予定当日数時間ベッドに横になって陣痛の間隔が狭くなるのを待っていました。
もちろん陣痛の痛みも感じなくなるため、出産の日まで数週間陣痛の痛みで眠っていなかった私は、出産当日の無痛分娩のための注射をしてからベッドに横になっている間ぐっすりと眠っていました。
気が付くと、たまに看護師さんが血圧を測ったり陣痛の様子を見に来ていました。
出産の流れ
私の場合自然に破水をしなかったので、看護師さんが穴を開け人工的に破水をさせてからは少し慌ただしくなりました。
ただ、本当に何の痛みも感じなかったので不安はなく、「看護師さんに任せれば良いんだ、絶対大丈夫」と自分自身に言い聞かせながら、落ち着いて出産間際まで過ごす事ができました。
出産時に会陰切開が必要になったのですが、それでも全く痛みを感じませんでした。
「いきんで」と言われて必死になっていたのは覚えています。
その時も全く痛みなど無かったのでただただ必死になっていきんだ感じで、ちょっと貧血になりそうになったので先生が酸素マスクをつけてくれました。
看護師さんがお腹の上に乗り赤ちゃんを押し出すようにしながら、赤ちゃんは無事生まれました。
全く痛みもなく、不安もなく生まれてすごく嬉しかったです。
無痛分娩後の体調について
退院までは5日間の入院で済みました。
無痛分娩とは言っても帝王切開ではなく自然分娩と同じなので、体調や痛みからの回復も早く退院後比較的すぐに普通に生活できるようになりました。
無痛分娩のメリット
無痛分娩に反対する人もいるようですが、出産の不安から来るストレスを少しでも減らすためには、無痛分娩は良い選択肢ではないかと思います。
これは実際に私が経験したから言えるのですが、出産の痛みに対する不安が相当大きかったので、無痛分娩となってその不安から解放されただけでもすごく気持ちが楽になったからです。
無痛分娩のデメリット
無痛分娩のデメリットは私の場合別に無かった気がします。
「出産の痛みを感じていたら、生まれてくれた時の感動は違うのかな」と思いましたが、どちらにしても赤ちゃんが健康に生まれてきてくれたことには変わらないので、それはそれで良かったかなと思いました。
無痛分娩を検討している方へ
家族も私自身も「無痛分娩はどうかな」と思っていましたが、実際には不安はなく全く問題ありませんでした。
日本でも海外でも、無痛分娩にするかどうか迷っている人も、必要以上に怖がらなくても大丈夫だと思います。
もしも出産の痛みに対する不安が強い人や妊娠中に体力を消耗している人は、無痛分娩を選んで痛みの不安から逃れるのも良い選択だと思います。(さっちーさん)
この記事を読んだ方におすすめの記事
不快な症状が少しでもラクになりますように……↓
便利グッズをチェック!結構意外なものもあります↓
どれも同じに見える紙オムツも、メーカーによって違いがありました↓