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【クループ症候群】子供の風邪が悪化!犬の鳴き声のようなケンケンという咳が

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    現在、元気に小学校に通う娘が4歳6ヶ月のときのこと。

    幼稚園の年中さんに上がって元気に過ごし、ゴールデンウイークも終わってそろそろ新しいクラスにも慣れてきた頃です。

    少し疲れが出たのか風邪をひいたようで、鼻水と軽い咳をするようになりました。

    いつものように風邪かな?と思い、かかりつけの小児科で薬をもらい、幼稚園を休んで家でゆっくりさせていました。

    ただの風邪?でも咳が治るどころか酷くなった

    もともとハウスダスト系の軽いアレルギーを持っていたので、元気な時にも専用の処方された薬を飲んでいました。

    普段なら風邪の薬を飲んで数日経てば少しずつ症状も改善されるのですが、その時には日を追うごとに咳がひどくなり心配していました。

    かなり喉をやられているみたいで、声枯れで声が出にくくなってきたかと思ったら、今度はなんだか変な咳をするようになりました。

    よく聞くと「ケーン、ケーン」という感じに聞こえ、これまで一度も聞いた事のないものでした。

    なんだろうと、すごく不安な気持ちになりましたが、途中でハッとある事を思い出したのです。

    「あれ?なんか以前に育児書で見たような気がする!、何かの病気の症状にあったような……」

    そんなうろ覚えの記憶の中、慌ててしまいこんでいた育児書を開きました。

    まさにどんぴしゃり、それは「クループ症候群」でした

    「幼児期にかかりやすい」という病気のページをめくっていると、「クループ症候群」という項目がありました。

    症状説明に書かれていた特徴は、以下の通り。

    風邪の症状から始まり、次第に呼吸が荒く咳がひどくなる。時にはゼイゼイという喘鳴のような音が聞こえる場合があったり、他には声枯れや、犬の遠吠えのようなケーンケーンという咳が出るのが特徴的

    「あっ、これだ!」と、私は思わず声をあげてしまいました。

    原因が分かってホッとした気持ちと、これからどうしようという新たな不安で心臓がドキドキしたのを覚えています。

    ちょうどその日は病院の先生がお休みの日だったので、慌てて緊急用に教えてもらっていたかかりつけ医の携帯電話に連絡しました。

    呼吸ができていれば焦らなくて大丈夫、医師から頂いたアドバイス

    自分でも声が震えるのを止められませんでしたが、とりあえず経過とクループ症候群の事をなんとか先生に伝えました。

    先生からの返事は、「呼吸は出来てる?それが大丈夫なら、乳児ではないから緊急に病院に行かなくて大丈夫だよ。とりあえず頭を少し上げて姿勢を楽にし、温かい湯冷ましを少しずつあげて様子を見て、明日また連れておいで」というものでした。

    (これはあくまでうちの子供の状態を聞いた医師からのアドバイスです。全てのクループ症候群の子供に当てはまるわけではありません

    いつもの先生の声を聞いたとたん、肩の力が抜け、冷静さを取り戻しました。

    あまりにケーン、ケーンという咳にビックリした事と、アレルギーのせいで喘息でも起こすんじゃないかという不安で、すごく焦ってしまったようです。

    でもそこからは言われたとおり、子供の様子を見ながら落ち着いて看病する事ができました。

    翌日かかりつけ医の小児科を受診すると「確かにクループだね」と言われ、また別の薬を処方してもらいました。

    「後は様子を見ていれば直に良くなるはずだから、なるべく温かい飲み物を少しずつ与えてあげてね」とのこと。

    その後だいぶ咳が長引いていましたが、2週間ほど経つとかなり症状も軽くなり、いつも通りの生活を送れるようになりました。

    育児書は日頃からくまなく読んで頭の片隅に入れておくと安心

    さすがにただの風邪に比べると長引きましたが、喘息を起こす事もなく元気になり本当にほっとした出来事です。

    子供が生まれる前からいくつか用意していた育児書。

    第一子の長男が生まれたばかりの頃には、予防接種や病気・食事や便の様子など全てが初めてのことだらけで、あらゆる場面で頼っていました。

    長男が成長し、2人目の長女も幼稚園に通い始めると、それまでのように育児書を開く機会は少なくなっていました。

    でも、このクループ症候群の時ほど、ありがたさを実感した事はありません。

    自分の子供に関係ない部分はサッと流し読みする事も多いですが、いつ何時病気になるか分からないし、それ以外にもケガや困った事が起こらないとも限りません。

    そんな時に、お世話をしている人に知識が有るのと無いのとでは、対処の仕方が全然違ってきます。

    緊急を要する事であれば、1分1秒が大切な事もあるでしょう。

    普段何気なく見るだけの育児書ですが、時間がある時に一通り読んでおくだけでも、今回の私のように頭の片隅に残る事があります。

    「もしかしたら、重大な病気かも?」と思える感覚がとても重要だと思います。

    是非日頃から育児書というものを読んでおく事をお勧めします。

    不安なことが起こるのは皆同じ!育児書は身近な所に置いておこう

    初めてお子さんを育てている方は、お母さん・お父さんを初めてしているのですから、いろいろと不安があって当たり前です。

    わからない事ばかりなのも皆同じです。

    育児は一人一人違いますから、大きくなるまで本当にいろいろな事が起こります。

    毎日お子さんを見ながら、「あれ?いつもと違うかも?」と思える感覚を大切にしてください。

    それから、育児書の存在を改めて大切にしてほしいと思います。

    一般的な内容ですが、そこには子供を育てていく上での一通りの事が記されています。

    困った時、すぐに聞ける人が近くにいなくても、そこに何かしらヒントを見つけられるかもしれません。

    すぐ近くに置いて、いつでも開ける状態にしておくだけで、育児の不安や疑問を沢山助けてくれる事でしょう。

    また、休日用の電話番号等がない病院もあるかと思います。

    その場合は、こちらの電話番号やWebサイトを覚えておくと、役に立つはずですよ!

    子供の健康相談室(小児救急相談)

    電話番号 #8000(全国同一、携帯電話・プッシュ回線)
    Webサイト 小児救急電話相談事業(#8000)について

    休日・夜間の子どもの病気への対処法などを、小児科医師・看護師に電話で相談できます。

    ダイヤル電話の場合の電話番号や実施時間帯は各都道府県によって異なります。
    こちらからご確認ください。

    中毒100番

    大阪中毒110番 (365日24時間対応)072-727-2499
    つくば中毒110番(365日9時~21時対応)029-852-9999

    Webサイト 公益財団法人 日本中毒情報センター

    化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定し情報を提供しています。

    医療機関案内サービス”ひまわり”(東京都)

    電話番号 03(5272)0303(都内全域、24時間)
    Webサイト 東京都医療機関案内サービス”ひまわり”

    東京都限定ですが、電話やHPで医療機関を探すことができます。

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