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3歳までにほとんどの子が感染!突発性発疹の症状や治療法とは
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赤ちゃんが発熱して病院に行ったときに、「これは突発性発疹かもね」「いままで突発性発疹になったことはありますか?」などと言われたことはありませんか?
「生まれて初めての発熱が突発性発疹」ということも多いので、いざというときに慌てず対処できるよう、事前に症状や治療法を知っておきましょう!
突発性発疹の主な症状
突発性発疹の主な症状は次の通りです。
・元気だった赤ちゃんが急に発熱する
・熱性けいれんを起こす場合もある
・高熱(38℃以上)が3〜4日続く
・熱が下がると、おなかや背中に赤い発疹が出る
・発疹は数日間で消える
・下痢などを伴うこともある
・季節性はなく、一年中一定数の赤ちゃんがかかる病気
・感染力はそれほど強くないが、うつることもある
ちなみに「発疹」の読み方は、「はっしん」「ほっしん」どちらでもOK!辞書で調べたところ、「はっしん」の方には普通に意味が書いてあり、「ほっしん」の方には「はっしんの古風な表現」と書いてありました。(新明解国語辞典)
突発性発疹のここがやっかい!
やっかい(1)発疹が出るまでわからない
突発性発疹で1番やっかいなのが「熱が下がって発疹が出るまで、突発性発疹かどうか判断できない」ということ。
高熱が出ているのに原因がはっきりしないというのは不安ですが、病院に行ってお医者さんの指示に従いましょう。
やっかい(2)数日間、不機嫌が続くことも
やっと熱が下がってひと安心…という親の気持ちとは裏腹に、熱が下がって発疹が出てからの方が機嫌が悪い子どもが多いのもやっかいなところ。しかも、その不機嫌の原因はいまだに不明なんだそうです。
抱っこをしたり、好きなアニメを見せたり、お菓子やジュースで気分転換をしたりして、発疹が消えるまでの1週間程度、やり過ごす場合が多いようです。
看病する側も長期戦を覚悟して、自分の体力や睡眠時間を確保しつつ、のんびりがんばりましょう。
突発性発疹になる年齢
・0歳と1歳で99%を占める
・2〜3歳頃までにほとんどの子どもが感染する
・20〜40%は感染していても症状が出ない
突発性発疹の原因
・ウイルス(ヒトヘルペスウイルス6型と7型)への感染が原因
・一度かかると抗体ができる
・6型と7型で2度かかることもある
・経口感染(感染者の唾液が口から入って感染すること)が多い
・感染力が弱いため、保育園で大流行するといったことはない
突発性発疹の治療法と自宅での対応
・突発性発疹そのものの特効薬はない
・熱が高い場合は解熱剤が処方されることも
・脱水症状に注意して、こまめに水分を摂らせましょう
突発性発疹の特効薬はなく、自然に治るのを待つしかありません。
しかし、症状が似ている違う病気の場合や合併症を起こしている場合もありますので、自己判断せず必ず小児科を受診しましょう!
保育園にはいつ行ける?
突発性発疹は、学校保健法では明確な規定はありません。
園によって登園停止日数が決まっていたり、登園許可証が必要な場合もありますので、園や病院で確認してみましょう。
いつか必ずかかると考え、心の準備を
2〜3歳までにほとんどの子どもがかかると言われている突発性発疹。
「誰もが、いつか必ずかかるもの」と考え、心の準備をしておきましょう!