- 子育て体験談
- 子育てノウハウ
- 1歳〜2歳
- 2歳〜3歳
- 3歳〜4歳
- 4歳〜
【子供の叱り方】叱り方を変えたら子供が変わった!子供が成長する叱り方とは?
子供の「叱り方」、自信ありますか?
突然ですが、子供の「叱り方」に自信はありますか?
「ついつい感情に任せて言い過ぎてしまう」「何度叱っても同じことをする」「どう叱ればいいかわからない」などなど、子供の叱り方にお悩みのパパママは、きっとこの記事が参考になるはず!
今回は、子育て中のパパママに、普段から心掛けている「叱り方のコツ」を教えていただきました。
言葉での意思疎通が難しい1歳、イヤイヤ期真っ盛りの2歳、何でも自分でやりたい3歳、危険な遊びやおふざけが増える4歳・5歳・6歳と、子供の年齢に合わせた叱り方のコツが集まっています。
なかには、「叱り方を変えたら、一度叱ったことはもうしなくなった」という方法も!
それでは早速ご覧ください。
子供に集中して食事をさせるための方法と叱り方(1歳半〜3歳)
1歳半頃から3歳ぐらいまでの間は、だんだん言葉を理解し始め、なんでも自分でやりたがるようになりますよね。
我が家の場合、特に困ったのは食事。
まず、食事に集中してもらうために、食事の環境作りに取り組みました。
・座ったときに脚をブラブラしないよう、足置き場のある椅子を用意
・食事途中で立ち歩かないように、高さのあるダイニングテーブルにする
・手口ふきやティッシュ以外、ダイニングテーブルに余計なものを置かない
・こぼれてもサッと拭き取れるように、テーブル下にシートを敷く
など、子供を叱らなくて済むように環境を整えたのです。
また、食器についても工夫しました。
・食器は割れない、こぼれにくい工夫のあるものを使う
(スプーンですくいやすいように、端が高さのあるものだとさらにgood!)
・スプーンやフォークは、子供の成長にあわせて、滑りにくい、持ちやすい、刺しやすい工夫がされているものにする
それらの下準備をした上で、子供が自信を持って食事できるような工夫をして、小さい成功を積み重ね、食事が楽しくなるようにします。
そのようにしていても「食べたくない!」とゴネる場合もありますが、「今日はこれが自分で食べられるようになった」という自信がつけば、叱る回数は減りますよ!
子供の叱り方のポイントは、短く、要点だけを叱ること。
長いと、頭に入らず、ただ怒られたという事実しか残らないので、イライラをグッとこらえてみてください!(さとみさん)
怒らずに叱る!効果的な子供の叱り方(4歳以上)
子どもが好ましくない行動をとったとき、ついつい感情的になり、怒ってしまうという方はいませんか?
「怒る」と「叱る」ではずいぶん意味合いも変わってきます。
まずは感情的にならないこと。
人は、誰もが失敗を繰り返して学び、成長していきます。
失敗は学びにつながる絶好のチャンスだと思えば、決して「怒る」行為にはつながらないはずです。
いつも完璧な人間はいません。子供ならなおさら。まだまだ発達途上なのです。
大切なのは、「その失敗はどうして起こってしまったのか」「次回からはどのようにすればいいか」を伝えること。
起こってしまった過ちをとやかく責めても、結果は変わりません。
これから先のことに焦点を当てて、ポジティブな視点で子どもに接するのがポイントです。
「叱る」のは子供のためだということを心に留めて、挑戦してみてくださいね!(保育教諭Iさん)
素直に謝れる子になれる!子供に良い叱り方と接し方(3〜4歳)
子供が危ないことをした時など、つい大声で叱りつけてしまうパパママも多いのではないでしょうか。
子供はだんだん叱られることに慣れてきて、「叱っても聞く耳をもたない」「おふざけが止まらない」などの悩みもあるかもしれません。
3歳から4歳の子供は自我がハッキリして我が道を行きたい年頃ですが、物事をきちんと理解できるようにもなります。
叱り方や叱った後の接し方次第で、子供の態度も変わってきますよ。
例えば、3〜4歳くらいの子供が危ないことをしたときはこんな方法を試してみてください。
子供がテレビ台の上に登り遊ぶなど危険なことをしようとしているとき、パパママは危ないと感じて咄嗟に「ダメ!」と大声で叫んでしまうこともあるでしょう。
大声を出してしまうことは、危険から子供を守るためのパパママの愛情でもあります。
しかし、子供にとってはただ「怒鳴られた」「びっくりした」という印象だけが残って、また同じことを繰り返すかもしれません。
「なぜ叱られたのか」を理解できるように伝えることが大切です。
子供がテレビ台の上で遊ぼうとして「危ないからダメだよ」とだけ叱った場合、子供はなぜ危ないのかわかりません。
好奇心旺盛なので、いろいろな物や場所に興味を持ち遊びたいのです。
子供に危ないことを理解してもらうにあたり、まずはパパママが子供に謝るというお手本を見せるとこから始めます。
「大きな声で叱ってごめんね。テレビが落ちて怪我したら痛くなるから、びっくりして叱っちゃったの」など子供にまず謝り、なぜ叱ったのかを伝えてあげます。
すると子供も叱られたことに納得し、理解しやすくなります。
また、子供にとってパパママはお手本であり、子供は人の真似を好む傾向にあります。
パパママが謝る姿を見せることで、自分自身が「悪いことをしたら謝る」ということも自然と身についていくでしょう。
以上のように、子供を叱るときはなぜ叱っているのかを理解できるように伝えることが大切です。
謝るというお手本も見せることも効果的です。
子供に理解できるように叱った後は、「叱ったけど、あなたのことは大好きだよ」ということを愛情たっぷり伝えてあげるといいですよ。
そうすると子供も安心して素直に謝れるようになり、危ないということも理解でき、同じことを繰り返さなくなることが期待できます。(ひよしさん)
叱りたくなったらまず1つ褒めよう!それで子供が「聞く耳」に!(2〜3歳)
昔から、「3つ叱って5つ褒め7つ教えて子は育つ」という言葉があることをご存知でしょうか。
私は2人目の出産と2歳半になる長男のイヤイヤ期が重なったことで、ついイライラして叱りつける日が多かったです。
そんな時に、この言葉を子育ての講演会で聞きました。
例えば、上の子が赤ちゃんの前でオモチャを投げた時など、つい叱りたくなったときはまず深呼吸します。
そして「今日はズボンが自分で履けたね、お片付けも出来たし、100点満点だね!」と何でもいいので、目を見て7つ「褒め」ます。
すると、子供が「聞く耳」になるのだそうです。
そのあとで「オモチャを投げるとね、赤ちゃんに当たるよ。当たったら血が出て痛いよね、赤ちゃんは泣いちゃうし、病院にも行かないといけないよ。そんなの嫌だよね?」と5つ「教え」ます。
そして、最後に「オモチャを投げたらダメよ」と「叱る」のです。
最初に講演で聞いたときは、「そんなこと、ギャーギャー喚く子供に対して出来ない!」と思ったものですが、7つは無理だとしても、とにかく褒めることから入ることに。
ドアを力いっぱい閉める上の子に対して(ドアが壊れたこともあります)、「今日は保育園頑張ったねー!」と褒めてから「強く閉めるとドアが痛いって言ってるよ」と教え、最後に「これからはやっちゃダメだよ!」と両手を繋いで目を見ながら言い、もう一度優しく閉めるように練習させました。
すると、不思議なことに次からは優しく閉めてくれるようになったのです!
もちろん、他にも直して欲しい行動や叱りたい場面はたくさんありますが、ドアに関しては一切叱ることが無くなりました。
子育ては、忍耐強く教えることの繰り返しなのだと思います。
育てる方も人間ですから、そう毎日こころ穏やかに褒めたり教えたりは出来ないと思いますが、誰でもできれば叱りたくないですよね。
そんな時、叱る前に一つでもいいから、「褒めて」、「教えて」あげてみてください。
子供も少し聞く耳になってくれるかもしれませんし、何より叱る側の気持ちがラクになると思いますよ。(ぱんだままさん)
赤ちゃん返り中は必須!叱ったあとは必ず褒める(3〜6歳)
弟が生まれてから、年中の長男がかまって欲しいせいか、わざと部屋を散らかしたり言うことを聞いてくれなかったり……。
長男を叱ることが多くなってしまいました。
私が叱るときに気をつけているのは、「叱ったあとは必ず褒める」ということです。
私は小さい頃叱られたことは覚えていますが褒められたことがなく、自分に自信がなくなってしまい、そのまま大人になってしまって未だに自分に自信がありません。
長男にはそんな風になって欲しくないので、叱るときはきちんと叱り、そのあと「弟の面倒を見てくれて助かるよ」「お友達と仲良く遊べてえらいね」など、長男が自己肯定できるように褒めています。
叱るだけでは反抗して言うことを聞いてくれないこともあったのですが、叱ったあとに褒めるようにしたら、一度言ったら同じことはしなくなりました。
子供は叱るだけではいけないようです。(ゆうさん)
叱り方を変えれば、子供も変わるかも!
様々な「子供の叱り方のコツ」が集まりましたが、どうやら「褒める」ことが1つのポイントのようです!
危ないときやイライラしているときに一度冷静になって褒めることは、簡単ではなさそうですが、これだけ効果があるならやってみたくなりますね。
出来ることから少しずつ、試してみてくださいね!