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11ヶ月でやっとハイハイできた発達遅めの息子。子育て中の心配事と後悔とは
子供の成長は個人差があることは知っていても、ついつい自分の子と周りの子の成長を比べてしまうことってありませんか?
同じ月齢や小さい月齢の子ができていることが、自分の子はできないのを見ると「もしかしたら障害があるのかな……」と思ってしまったり。
私は妊娠36週で破水をしてしまい、予定より少し早く産まれた息子は2,010gの低体重児でした。
なので、同じ日に産まれた赤ちゃんよりも1週間ほど長く入院していました。
そんな産まれた時から心配事の多かった息子を育てる中で、特に心配になったこと5つをお伝えします。
やっとハイハイできたのは11ヶ月
心配だったこと第5位はハイハイが遅かった事です。
お医者さんには個人差の範囲だとは言われたものの、平均的な赤ちゃんが8ヶ月前後でハイハイをしているのに比べて息子がハイハイできたのは11ヶ月を過ぎた頃。
それだけでも私は不安でいっぱいになりました。
1歳半を過ぎても指差しをしない
第4位は指差しが出来なかった事です。
1歳半を過ぎると子供は興味のある物に対して指差しをする動作を始めるものだと思っていました。
でもいつまで経っても全く出来ず、何かを伝えようとしているのに全然分からない。
欲しい物に指を差してくれるだけでも意思疎通がスムーズにいくのに……。
次第に息子に対して落胆したりイライラしたり、私も精神的に追い詰められていきました。
保育園で受診するよう指導された『ゴキブリ体操』
第3位は独特の行動、名付けて『ゴキブリ体操』です。
1歳3ヶ月になった息子を保育園に送ったある朝の事、担任の先生から「少しお話をする時間はありますか?」と呼び止められました。
そして別室に案内されて先生から、「息子くんはよく床に仰向けに寝そべって手足をバタバタする癖がありますよね。先日健康診断で小児科の先生が来た時に見ていただいたのですが、『他の子供では見た事のない動きなので、一度小児専門の神経外来で診察を受けた方がいいかもしれません。』と言われました。」
と伝えられ、私は体の血がサーッと引くような感覚を覚えました。
そしてその日は仕事を休み、息子を抱えて紹介された病院で診察を受ける事に。
担当してくれたお医者さんはベテランの先生。
息子をベッドに寝かすとちょうど問題の動きをしたので、そのまま診て頂きました。
すると先生は、「あ〜、これは多分遊んでいるだけだと思いますよ。息子くんは小さく産まれた分運動機能の成長が多少遅い事があるから、まだ歩けない分寝転んで遊んでいるのでしょう。」と仰ってくださいました。
あまりにも心配していた私は、その瞬間にホッとして思わず涙がこみ上げてきました。
表現の成長で引っかかった1歳半発達検診
第2位は1歳半の発達検診で引っかかった事です。
検診会場で同じ月齢の子供たちをたくさん見る事が出来ました。
すでにニ語文を話しているお子さんや、積み木を積み上げて遊んでいるお子さんなどなど。
比べてはいけないと思いつつも、ついつい息子と比較してしまいます。
息子はやっとヨチヨチ歩きを始めたばかり。
ニ語文どころか、話せる言葉は「パパ」と「ブーブ」の2つだけ。
相変わらず指差しは出来ませんでした。
検診の14時半はいつもは昼寝をしている時間帯だったので、息子は不機嫌そのもの。
半分グズりかけの状態だったので、積み木を目の前にして投げたりグシャグシャにする事しか出来ませんでした。
担当の方から「これは、経過を要観察という形になりそうですね。」との言葉をいただいてしまいました。
機嫌の良い時は積み木を3つほど積めるのですが……なかなか思い通りにいかないものですね。
不安が募ってママ友を作れなかった孤独
そんなわけで息子の成長に対して不安な感情しか持たなかった私は、自分と子供の事だけで精一杯。
保育園の他のママさんたちと親しくしたり、児童館へ出掛けてママ友を作るような気力は全く湧かず、ママ友が全く出来ませんでした。
不安な事第1位は、そんな自分と子供を取り巻く環境でした。
休日は精一杯家族サービスをしてくれる夫も、平日は残業続きなので話したり頼ったりする事は出来ません。
「このまま子供と2人で孤立にしていくのかな……」と精神的に塞ぎ込んでしまいがちになりました。
しかし!そんな状況を打破したのは、息子の成長でした。
2歳過ぎに突然の急成長!私も変われました
息子は2歳を過ぎると突然、堰を切ったかのようにしゃべり始めたのです。
ある日突然散歩中に見かけた車を見て「ブーブ、かこいい!」と言ったのです。
今まで喋らない分言葉を溜め込んでいたようで、それからトントン拍子に指差しや三語文を話す事も出来るようになりました。
私も、そんな息子の成長を保育園のママさんたちや元同僚の友達に見せたくなり、子連れで出掛ける事が増えました。
すると、ママ友と呼んでいいのかは分かりませんが、いつの間にか知人が何人か出来ていました。
息子は今は7歳になり、毎日元気に小学校へ通っています。
運動は少し苦手ですが、得意な算数を頑張ったりお友達とドッヂボールや鬼ごっこをして遊んだりと日々充実しているようです。
今振り返ると、不安に押しつぶされそうだった日々を過ごしていたあの頃。
もっと息子と色々なところに出掛けたり、写真や動画を撮って楽しんでおけば良かったなぁと思います。
育児に不安はつきものです。
しかし同時にそれは、子供や自分の長い人生の中のひと時でもあるのです。
今子供の成長に不安を抱えている方は、逆に良い事にも目を向けてみてください。
後で後悔しないよう、なるべく前向きにお子さんとの時間を過ごすようにすると良いと思います。
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