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授乳後、毎回赤ちゃんが大量に吐き戻し!病気?母乳の飲み過ぎ?原因と対策は?
「母乳で育てたいのに出てくれない」「ミルクも足したいのに赤ちゃんが飲んでくれない」などなど、授乳に関する悩みはさまざまあるもの。
私の場合も、出産後の入院中は母乳が出ず不安に思っていたものの、その後はきちんと出るようになり、順調な子育て生活をスタートできたと思っていました。
ところが赤ちゃんが生後2週間となったある日、吐き戻しとの闘いの日々が始まりました。
母乳をあげるたびに、赤ちゃんが大量の吐き戻し
赤ちゃんの吐き戻しが始まったのは、産後の手伝いに来てくれていた母が実家へ戻った産後2週間目のこと。
いつものように泣き始めた赤ちゃんのオムツを替え、産院で教えられた通り左右のおっぱいを5分ずつ吸わせた後、げっぷをさせようと赤ちゃんを抱き上げました。
背中をトントンと優しく叩いていたところ、突然口から大量の白い液体が……!
それまでも授乳後に、赤ちゃんが少量を吐き戻したことはあったものの、これほどたくさん吐いたことはありません。
救急車を呼ぼうかとも思いましたが、吐いた後はスヤスヤと眠り始めたので、とりあえず様子をみてみることにしました。
赤ちゃんの吐き戻しの原因は?母乳のあげすぎ?それとも病気……?
ところがその日から毎日、授乳の度に吐くように。
母乳のあげすぎかとも思いましたが、授乳時間を短くすると泣きわめくのでかわいそうになり、授乳量を調整することもできません。
ネットで同じ症状について調べてみたところ「新生児の吐き戻しはよくあることで問題ない」という意見もあれば、「病気かもしれないから診てもらうべき」というものまでさまざま。
迷いましたが、吐き戻しの多い赤ちゃんが持っている病気として挙げられていた「幽門狭窄症」の症状には当てはまっていないようだったので、そのまま経過をみることにしました。
「もし寝ている間に赤ちゃんが吐き戻して、それがのどにつまって窒息してしまったらどうしよう」と思うと、怖くてほとんど一睡もできない日々……。
今思えば小児科や産婦人科に電話で聞けばよかったのですが、当時は一か月検診まであと一週間だったこともあり、一ヶ月検診で相談しようと考えました。
一か月検診で医師に赤ちゃんの吐き戻しについて相談
ようやくやってきた一か月検診の日、赤ちゃんが授乳の度に吐き戻していると相談すると、医師から確認された点は3つです。
・吐き戻しの量
・いつから吐き戻しが始まったか
・体重の変化
我が子の場合は、ときどきごぼっと驚くほどの量が出ることもあるものの、基本的には口の端からあふれる程度の吐き戻しで、体重は増えすぎなくらい増加。
それならば今のところは問題がないから、経過を見ようという言葉をもらうことができました。
赤ちゃんは大人に比べて胃の入り口がゆるいため、ちょっとした刺激で母乳やミルクが逆流することが多いそう。
また、満腹中枢も発達していないので、既に胃がいっぱいなのにも関わらずどんどん飲んでしまい、吐き戻しにつながることもあるようです。
赤ちゃんの吐き戻しを防ぐ方法
体重が増えていることから、母乳の量は問題ないことがわかりましたが、やはり心配なのは吐き戻した母乳がのどに詰まることです。
一か月検診のときには、赤ちゃんの吐き戻しを防ぐ方法についても教えてもらました。
授乳後は、げっぷをしっかりさせる
赤ちゃんは母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでいるので、授乳後はきちんとげっぷをさせるように言われました。
げっぷが出たあとも、しばらくは縦抱きにした方が良いそうです。
授乳前に少し搾乳する
母乳の勢いが良すぎると飲みすぎてしまったり吐きやすくなるので、朝などおっぱいが張っているときは、少し搾乳してから授乳すると良いとのことでした。
ただ、絞りすぎると余計に母乳が作られてしまうので、圧抜き程度に少しだけ搾乳するのがおすすめです。
うんちを出させてから授乳する
うんちが溜まっていると、消化したものの行き場がなくなって胃の中がいっぱいになってしまい、母乳を吐きやすくなるとのことでした。
綿棒にベビーオイルやローションなどをつけ、赤ちゃんの肛門を刺激すると、うんちが出やすいそうです。
吐き戻しによる窒息が不安な場合
タオルなどを赤ちゃんの顔の下に敷いて、軽く横を向けるようにすると良いと言われました。
……これらの方法を実行し、さらに授乳時間を30秒ずつ減らして授乳量を調整した結果、生後3か月になる今、うちの子はほとんど吐き戻しをすることはありません。
赤ちゃんの吐き戻しが多く困っている方は、まず病院で相談し、病気ではないようならこれらの方法を参考にしてみてくださいね!