- 子育て体験談
- 0歳〜1歳
【体験談】兄は幼稚園、弟は保育園。教育方針の違いや身に付くことを比較!
「子供を保育園と幼稚園のどちらに通わせよう……」とお悩みの方は多いと思います。
我が家は長男が幼稚園、次男が保育園に通っていました。
当然、子供のタイプ、園の方針、担当の先生や保育士によってそれぞれ違う部分もあるので、「幼稚園はこう、保育園はこう」と一概には言えませんが、少しでも参考になればと思い、当時のことをまとめてみました。
一人目の子供は幼稚園へ
結婚をしてから二人の子供(どちらも男の子)に恵まれました。
上の子供を産んだときは初めての子育てということもあり、母親としてとても慎重な面があったと思います。
二人目の子供が生まれる確証もありませんので、「この子が自分にとって最初で最後の子育てなるのかもしれない」というプレッシャーがありました。
少しでも長く我が子と一緒にいたいという気持ちが強く、保育園には通わせずに、4歳で幼稚園に入園するまではつきっきりで子育てをしました。
4歳まで自宅で徹底的に教育をしてきた分、幼稚園の先生を困らせるようなことはなかったように思います。
ただ、子供本人にとって、それまでの世界観のすべては母親である私の価値観が絶対でありました。
よって、ある程度育ってからの集団行動というのは大変な戸惑いを覚えたようで、はじめのうちは幼稚園に行きたがらず、具体的な理由もないのに怖がるような素振りを見せたことがあります。
幼稚園で身についた能力
そんな中でも、徐々に子供は環境に順応し慣れてきます。
幼稚園に通わせてよかったと思う点は、何より協調性を身につけることができたところです。
乳児から預けることができる保育園とは異なり、先生は子供を「ある程度自立心の芽生え始めた一人の人間」として扱います。
よって、ひとりひとりの性格を理解し、最善の教育を現場で行えるように工夫がなされているように思えました。
幼稚園に通った子供の方は、集団に馴染むまでの時間はかかったものの、その後の小学校への入学においても、何が正しくて何が悪いのか、ある程度の常識を持ちながら節度ある態度で成長していったように思います。
保育園に通った二人目の子供
5年の歳月を挟んで生まれた二人目の子供の子育てにおいては、私のプレッシャーもそれほどの大きくはありませんでした。
上の子供の例を踏まえて、「親が頑なにつきっきりにならずとも、子供はある程度勝手に育っていく」ということもわかっていましたし、時代的にちょうど不況の煽りを受けていた頃で夫の収入だけでは心もとなく、私もパートの仕事を始めていたため、保育園を選択しました。
保育園に通わせることのメリットは、早くして世界観の広さに子供自身が気づくことです。
親の常識が植え付けられる前に他人の大人に囲まれるので、様々な価値観を無意識に学ぶことができるようになります。
まだ3歳になったばかりの頃にもかかわらず、誰かの真似をしたのか、美容院帰りの私の髪型をまるで店員さんのように褒めてきたときは、思わず笑ってしまいました。
社会性という意味では、保育園での経験は大変貴重な学びとなることに間違いないでしょう。
保育園は「保育」が目的
少し気になる部分としては、長男(幼稚園)は大人しいのに、次男(保育園)は思ったことをすぐに口に出したり、わがままを言ったりすることが多い点です。
もともとの性格の違いかな……と思いつつ、保育園で保育士さんに話してみると、こんなお話をしてくださいました。
「幼稚園の先生はあくまで「教諭」という教育者の立場を土台としていますが、保育士は異なります。
まずは、他人の子供を安全に預かることが主たる目的で、教育の質が求められるのはその次です。
そのため、しつけなどの面でも、親の方針を覆してまで園の意思を通すことはあまりないかもしれませんね。」
とのことでした。
もちろん、もともとの性格も関係しているでしょうし、「自己主張のできる活発な子供に育った」という見方もできますが、そういった差が生まれるのは興味深いなあと思いました。
もし「家庭から離れている間も、しっかりしつけをしてほしい」などの希望があれば、見学の際に先生や保育士さんに質問したり、実際に子供が遊んでいる様子を観察したり、知り合いなどを通じて情報収集したりして、園の方針を確かめた方が良いかもしれませんね。
あくまで一例に過ぎませんが、参考にしていただけると嬉しいです!
今回のまとめ
・物心付く前に入園する方が、集団行動には馴染みやすい。
・保育園の目的は保育なので、しつけや教育を重視する場合は、園の方針を事前に確認する。
・子供のタイプ、園の方針、担当の先生や保育士によってそれぞれ違うので、見学は必須!
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