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こどもちゃれんじとZ会幼児コースを比較!両方受講してわかったオススメは?
「子供に数字やひらがなを教えたい」
「習い事に通うのは大変だから、自宅でできることがいいな」
そう考えたときに候補に挙がるのが、「通信教育」ではないでしょうか。
子供の年齢に合わせた教材を使って、自宅で学習できる通信教育。
習い事に通うより費用も安く済み、移動する必要もないので、取り組みやすいのが魅力です。
今回は、幼児向けの通信教育で比較検討される機会の多い、「こどもちゃれんじ」と「Z会幼児コース」を両方試した方の体験談をご紹介します!
こどもちゃれんじの特徴
かわいらしい虎のキャラクター「しまじろう」を擁する、ベネッセの「こどもちゃれんじ」。
「テレビアニメで子供がしまじろうのファンになった」「プレゼントが欲しくてアンケートに答えたら、ダイレクトメールが届くようになった」
といったように、多様なアプローチを行い、抜群の知名度を誇る通信教育です。
我が家も、プレゼントが欲しくてアンケートを送った結果、DVDや付録付きのダイレクトメールが届くようになりました。
その付録に夢中になった子供を見て、夫が「そんなに喜ぶなら……」と申し込み、こどもちゃれんじの受講がスタートしました。
こどもちゃれんじの教材
こどもちゃれんじの教材は、基本的にこのような構成になっています。
・テキスト(生活習慣、マナー、年中行事、自然や身体の仕組みなどが学べるお話)
・ワークブック(工作、シール貼り、まちがいさがし、ひらがなの練習、数字の学習など)
・DVD(1枚に2ヶ月分が収録されており、2ヶ月に1度届く)
・付録(遊びながら勉強ができるようなおもちゃが多い)
・保護者向け冊子(子育てのコツや学習のサポート方法など)
どの教材にもしまじろうと仲間たちがたくさん登場しています。
こどもちゃれんじは、0歳から6歳まで年齢ごとにコースが別れています。
0・1歳……こどもちゃれんじbaby
1・2歳……こどもちゃれんじぷち
2・3歳……こどもちゃれんじぽけっと
3・4歳(年少)……こどもちゃれんじほっぷ
4・5歳(年中)……こどもちゃれんじすてっぷ
5・6歳(年長)……こどもちゃれんじじゃんぷ
小さい頃は「色を覚える」「ブロックでいろんな形を作る」といった内容が多く、年齢が上がるごとに文字や数字に関する内容が増えていきます。
こどもちゃれんじの費用
3・4歳(年少)のこどもちゃれんじほっぷの受講費はこちら。
毎月払いの場合 月々2379円
12ヶ月分一括払いの場合 月あたり1980円
入会金、再入会金、退会金は必要ありません。
DVDやおもちゃ教材で、興味を持たせるのが上手い
こどもちゃれんじのスゴイところは、やはり子供に興味を持たせるのが上手いところです。
例えば、「お手伝い」がテーマの場合。
テキストには「こんなお手伝いをしてみよう」というお話があり、DVDには「年上のお友達がかっこよくお手伝いをする姿に、しまじろうが憧れる」というアニメが収録されています。
さらに「お手伝い隊エプロン」「お手伝い隊手帳」「お手伝い隊シール」の付録つき。
「エプロンを着てお手伝いをして、手帳にシールを貼ってもらう」という体験がすぐに行えるよう、完璧にお膳立てされています。
キャラクター、アニメ、おもちゃと、子供が喜ぶ多様なアプローチで興味を持たせるのが上手いので、「いきなり机でテキストを開いて勉強」というのが難しい子供にはうってつけだと言えるでしょう。
「子供にどんなおもちゃを買えばいいのかわからない」「年齢に合った知育おもちゃを与えたい」という家庭にはぴったりです。
一方で、毎月おもちゃが届いてかさばるのも事実。
「あまり物を増やしたくない」という家庭では、少し負担に感じるかもしれません。
生活習慣、マナー、年中行事、自然や体の仕組みなども学べる
読み書きや数字の勉強以外の内容が充実しているのも、こどもちゃれんじの特徴のひとつです。
内容は、生活習慣、マナー、年中行事、自然や体の仕組みなど多岐にわたります。
しまじろうは、お手伝い、歯磨き、トイレトレーニングなどのパートナーもおまかせ。
交通ルールや食事のマナーも教えてくれます。
また、虫の鳴き声や体の仕組みなど、自然に対する好奇心を育てる教材も豊富です。
基礎的な問題が多い
読み書き数字などの「お勉強」については、「基礎的な問題を何度も繰り返して、しっかり覚える」というスタンスを感じます。
基礎が不安な場合にはぴったりですが、基礎を余裕でこなしてしまう子供には少し物足りないかもしれません。
年々ブラッシュアップしている
我が家はきょうだいでこどもちゃれんじを受講していました。
「色を覚える」「形を覚える」などのテーマは同じでも、毎年同じ教材を使いまわしているのではなく、改定を加えられているものがほとんどです。
しかも、新しい教材の方がわかりやすかったり片付けやすかったりと、きちんとブラッシュアップされています。
新旧の教材を比較することで、常に改善を続ける姿勢に信頼を寄せるようになりました。
Z会幼児コースの特徴
自分の学生時代の思い出から、Z会には「難関大学を受験するような子が使っている、ハイレベルな教材」というイメージがありました。
我が家の場合、上の子がわりと難なくこどもちゃれんじの教材をこなしていたので、夫が「試しにやってみようか」という感覚でZ会幼児コースの受講も開始。
正直、私はこどもちゃれんじの付録が多く散らかりがちな部分に少し疲れており、Z会に移行してもいいなという気持ちでした。
下の子のときも、上の子の付録がまだ使えるし散らかるのも嫌だし、と考えZ会を受講しました。
Z会幼児コースの教材
Z会の幼児コースは、年少、年中、年長の3つのコースがあります。
毎月届く教材は、このような構成になっています。
・テキスト(読み聞かせできるお話や、親子で一緒に取り組む工作や料理など)
・ワーク(読み書き、数字の学習など)
・ミニ絵本(16ページで持ち歩きに便利なサイズ)
・保護者向け冊子(子育てのコツや学習のサポート方法など)
・提出課題(テーマに沿った絵などを描いて提出し、先生からコメントがもらえる)
また、学習内容に応じてひらがなのポスターやカードなどの付録がある月もあります。
Z会幼児コースの費用
3・4歳(年少)のZ会幼児コースの受講費はこちら。
毎月払いの場合 月々2200円
12ヶ月分一括払いの場合 月あたり1870円
入会金、再入会金は必要ありません。
ひねった問題があり面白い
一緒に教材を見ていて感じるのは、Z会の方がこどもちゃれんじよりもひねった問題があり面白いということです。
例えば、動物のキャラクターがシーソーに乗っていて、どちらが重いかを答える問題では、このようになっていました。
1.クマとゾウがシーソーをしている絵 「どちらが重い?」 →答えはゾウ
2.犬とクマがシーソーをしている絵 「どちらが重い?」 →答えはクマ
3.「ゾウとクマ、どちらが重い?」(絵はない) →答えはゾウ
1と2はシーソーの絵があるので、下がっている方を見ればどちらが重いかすぐわかります。
その後、絵を載せずに3の問いをするのがZ会らしいなと感じました。
このように、Z会では問題の本質が理解できているかを試す問題がたびたび出てきます。
また、毎月「夏休みの思い出」などテーマに沿った絵などを描いて提出する課題も。
担当の先生のコメント付きで返ってくるので、子供も張り合いがあるようです。
Z会は公式サイトなどで「あと伸び力」という表現をしていますが、こどもちゃれんじよりも高いレベルを意識していると感じます。
もちろんそのぶん、保護者がフォローする時間も必要です。
そこを負担と捉えるか、取り組みがいがあって面白いと捉えるかで、Z会の向き不向きが決まってくると思います。
生活習慣へのフォローは少ない
Z会では、自然、科学、年中行事などは多く取り上げられていますが、生活習慣やマナーはあまり取り上げられていない印象です。
生活習慣やマナーは他できちんと行う必要があります。
「難なく机に向かえる子」なら大丈夫
我が家の場合、上の子は「Z会が届いたからやろうね」と言うと、すぐに机に向かってワークを始めていました。
しかし、下の子は全くそれができず、教材が進みません。
上の子が使っていた教材もボロボロになってきたので、結局下の子はZ会を退会してこどもちゃれんじを受講。
大好きなしまじろうが、アニメで「ひらがなを覚えると、みんなにお手紙が書けるよ!楽しいよ!」とストーリー仕立てで動機付けしてくれ、さらに音が出たり光ったりする付録があって始めて、ひらがなの練習をするようになりました。
それまで「DVDやおもちゃの付録は不要なのではないか」と考えていましたが、子供の動機付けには重要なアイテムだったということがわかりました。
こどもちゃれんじとZ会幼児コース、どちらがオススメ?
上の子と下の子の2人が、こどもちゃれんじとZ会幼児コースの両方を受講した経験から言うと、一概にどちらがオススメとは決められません。
子供のタイプ、保護者のフォロー体勢、教材に求めるものによって、どちらがオススメなのかまとめてみます。
こんな場合は、こどもちゃれんじがオススメ
まずはこどもちゃれんじがオススメのパターンです。
学習への動機付けが不安なら、こどもちゃれんじ
子供が学習への意欲を明確に持っていないなど、「子供が机に向かってワークをやってくれるか不安」という場合は、こどもちゃれんじがオススメです。
DVD、付録、テキストなど、あの手この手で学習への動機付けを行ってくれます。
知育おもちゃがたくさんほしいなら、こどもちゃれんじ
初めての子供や子供が自分から欲しいものを主張しない時期は、どんなおもちゃを買えばいいか悩むことも多いと思います。
そんな方は、知育おもちゃの定期購入としてこどもちゃれんじを活用することもできます。
年齢に合ったおもちゃが届き、いろいろなことが学べて、遊び方も教材やDVDでしっかりフォローしてくれるのでオススメです。
生活習慣やマナーも覚えたいなら、こどもちゃれんじ
トイレトレーニング、お手伝い、お友達との接し方、小学生になってからのイメージトレーニングなど、生活習慣やマナーも一緒に覚えてほしい場合は、こどもちゃれんじがオススメです。
学習と同様、DVD、付録、テキストなどで動機付けを行い、楽しく取り組めるよう子供の気分を盛り上げてくれます。
なるべく保護者のフォローを減らしたいなら、こどもちゃれんじ
教材で動機付けや詳しい解説を行ってくれるうえに、基礎的な問題が多いのがこどもちゃれんじ。
もちろん保護者のフォローは必要ですが、Z会に比較すれば負担は軽いと思います。
こんな場合は、Z会幼児コースがオススメ
続いて、Z会幼児コースがオススメのパターンです。
ハイレベルな内容を重視するなら、Z会幼児コース
「ハイレベルな内容を身に着けてほしい」「普通のドリルだと簡単すぎて子供が飽きてしまう」という場合はZ会幼児コースがオススメです。
自然や年中行事などについても、こどもちゃれんじよりも突っ込んだ内容が多いように感じます。
保護者がしっかりフォローできるなら、Z会幼児コース
内容のレベルが高いぶん、保護者のフォローが必要です。
また、ワークの答え合わせだけでなく、「一緒に料理を作る」といった課題もあります。
「子供だけで勝手に進めてくれる」という内容ではないので、一緒に取り組む心積もりが必要です。
子供が難なく机に向かえるなら、Z会幼児コース
Z会幼児コースにもオリジナルキャラクターはいますし、教材には絵や写真が多様されていますが、ぱっと見て子供が喜ぶような雰囲気作りは弱いです。
子供が難なく机に向かってくれたり、保護者の方で上手く動機付けや雰囲気作りを行えるようであれば、Z会幼児コースでも問題なく進められるでしょう。
家庭や子供に合った通信教育を選ぼう!
こどもちゃれんじとZ会幼児コースの違いが、なんとなく伝わったでしょうか。
両方とも資料請求が可能ですし、周りに受講中の方がいれば教材を見せてもらうのもオススメです。
こどもちゃれんじWebサイトはこちら
Z会幼児コースのWebサイトはこちら
ぜひ家庭や子供に合った通信教育を選んでくださいね!
ちなみに、こどもちゃれんじ、Z会幼児コース両方に、友達やきょうだいの紹介制度があります。
紹介する側もされる側もプレゼントがもらえるので、周りに受講している人がいればぜひ紹介制度を利用しましょう!(らむりんさん)
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