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子どもの言葉の発達を促す!絵本の読み聞かせ方法&年齢別オススメ絵本
私は現在3歳の娘のいる30代の主婦です。
子育てをしていると子どもの病気や発達など気がかりなことがたくさんあると思います。今回取り上げたいのは、子どもの言葉の発達についてです。
我が家の3歳の娘はおしゃべりが得意です。私も主人も口下手であまりしゃべらないのですが、娘が一番家の中でうるさいぐらいしゃべっています。1歳になる前にはすでに簡単な「ママ」や「わんわん」などの言葉がはっきりと言えてました。
なぜこんなにおしゃべりが得意になったのか考えてみると、ひとつ思い当たることがあります。それは娘が生後4ヶ月の頃から絵本の読み聞かせをしていたことです。
あくまで我が家でのことなので、全ての子どもに当てはまるわけではないと思いますが、体験談として絵本の読み聞かせの効果についてご紹介したいと思います。
生後4ヶ月からの絵本の読み聞かせ
妊娠して、まだ娘が生まれる前に、主人が書店で子育ての本をいろいろと買ってきました。
その中に、サリー・ウォード著『0~4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児』という本が。
この本には、月齢に合わせて子どもに語りかけることの重要性が書かれていました。絵本の読み聞かせは、子どもの言葉の発達を促すので、とても良いとのこと。
実際に、生後4ヶ月頃から、絵本を読み聞かせを始めました。
娘は首が据わるのが遅くて、生後4ヶ月頃はまだお座りもできませんでしたし、寝返りもできません。
仰向けで寝っころがっていることが多かったため、寝ている娘の横に寝そべり、絵本を読み聞かせました。
生後間もない赤ちゃんはまだ視力が弱く、原色でしか認識できないと聞いたことがあったため、絵本は原色をつかった色鮮やかな絵本を選びました。
よく読んでいたのは、レオ・レオニ作『あおくんときいろちゃん』です。
色鮮やかな絵本で、お話も簡単で乳幼児に向いていると思います。娘はまだ理解できていなかったかもしれませんが、私がページをめくりながら読むと嬉しそうに一緒に絵本に描かれた絵を見ていました。
その他に読み聞かせたのは、同じくレオ・レオニ作『じぶんだけのいろ』です。カメレオンがいろんな色に変身していくお話で、とても色彩がきれいな絵本です。
この2冊の本を毎日1回は読み聞かせていました。絵本を読み聞かせるときは、ゆっくりはっきりと発音するように心がけました。
子供が1歳の頃に読み聞かせた絵本
1歳頃によく読み聞かせていた絵本は、松谷みよ子作『いないいないばあ』や同じく松谷みよ子作『いいおかお』です。
なるべくお話が簡単で分かりやすい絵本を選ぶようにしました。『いないいないばあ』は、ページをめくる時に一緒に「ばあっ!」と言うなど、特にお気に入りのようでした。
エリック・カール作『はらべこあおむし』、『くまさん くまさん なに みてるの?』、『できるかな?あたまからつまさきまで』もよく読んでいました。
エリック・カールさんの絵本は絵が鮮やかではっきりしているので、まだ視力が弱い乳幼児に適しています。
娘が特に好きだったのは、『できるかな?あたまからつまさきまで』でした。
一緒に絵に描かれているポーズをやったりすると喜んで一緒にポーズをとっていました。この頃娘はすでに簡単な単語がしゃべれるようになっていました。絵本の効果が出ていたようです。
また、子供と話すときはできるだけ、子供の目線にあわせて、伝えたいことを短く話すように心がけました。
日本人が外国語を学ぶとき、早口で一度に話されたら聞き取れないですよね。一語一語はっきりしゃべってもらったら聞き取れますよね。それと同じだと思います。
乳幼児に話しかける時に一度にたくさん話しても聞き取れないと思ったので、子供が理解できる短い文章でお話しするように心がけました。
2歳、3歳の頃に読み聞かせていた絵本
2歳頃によく読み聞かせていた絵本は、のんたんシリーズや、こぐまちゃんシリーズです。
2歳頃になるとお話が分かるようになるので、日常のことを描いた絵本を読み聞かせるようにしました。また、娘は動物が好きだったので、動物が主人公の絵本をよく読み聞かせていました。
3歳の今よく読み聞かせている絵本は、ぐりとぐらシリーズや、いわむらかずおさんの14ひきシリーズです。娘はねずみが好きなので、ぐりとぐらと14匹のねずみシリーズが大のお気に入りです。
3歳頃になるとお話がだいぶ理解できるので、日常のことからファンタジーまで簡単なお話の本を選んで読み聞かせるようにしています。
読み聞かせで、子どもの言葉を育てよう!
幼少期のころから絵本を読み聞かせていた結果、今では大人と普通に会話ができます。
今年の4月から保育園に通っていますが、担任の先生からは言葉の発音もしっかりしているし、おしゃべりもちゃんとできていると言われました。それを言われたときはすごく嬉しかったです。
「両親が口下手だから娘はしゃべらない」ということはありません。我が家の場合は、かえって口下手なことが子どもにとっては良かったのかもしれません。夫婦ともに必要最低限のことしかしゃべらないので、逆に娘は聞き取りやすかったのではないかと思います。
私の周りでも言葉の子どもの言葉の発達に悩む親御さんは多いです。親御さんはとてもお話し上手なのにも関わらず、です。
自分のおしゃべりに夢中になって、子どもに語りかけることを忘れていませんか?
子どもの言葉が遅いのは子ども側だけに問題があるのではなく、近くにいる大人の話し方にも問題があるのかもしれません。
子どもと話すときは口を見せながらゆっくりしゃべってあげてください。短い文章で十分です。
そして、是非一日一回は絵本を読み聞かせてあげてください。語彙も増えるし、絵とともに言葉の概念も学ぶことができます。
押し付けになってはいけませんが、親子で楽しみながら読み聞かせができると良いのではないでしょうか。
そうすれば、親子のふれあいの時間にもなるため、子どもの心の成長にも良いと思います。
※参考※
サリー・ウォード『0~4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児』
レオ・レオニ『あおくんときいろちゃん』
レオ・レオニ『じぶんだけのいろ』
松谷みよ子、瀬川康男『いないいないばあ』
松谷みよ子、瀬川康男『いいおかお』
エリック・カール『はらべこあおむし』
ビル・マーチン、エリック・カール『くまさん くまさん なに みてるの?』
エリック・カール『できるかな?あたまからつまさきまで』
キヨノサチコ『ノンタンぶらんこのせて』
わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』
なかがわりえこ、おおむらゆりこ『ぐりとぐら』
いわむらかずお『14ひきのあさごはん』
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