- 子育てノウハウ
- 2歳〜3歳
子供の褒め方をマスターすれば、叱る回数が減って自己肯定感も高まる!?
子供の褒め方や叱り方に、マニュアルも正解もありません。
親が子育ての過程で試行錯誤しながら、時には子供に教えてもらいながら共に成長し、自分や子供に合った褒め方と叱り方を確立していけばいいのです。
ただ、大原則として、子供は皆褒められることを好みます。
そして、子供は褒められることで「自分のいいところも悪いところも、まるごと受け入れられて、愛されている」と感じ、人が生きていく上で大切な、「自己肯定感」を得られます。
最低限ここさえ押さえておけば、あとは育児の過程で学んでいけばいいと思います。
変に頭でっかちになる必要はありません。
まずは褒め上手になりましょう!
もちろん叱ることは不可欠ですが、叱り方を学ぶ前に、まずは褒め方を考えることが大切です。
褒め上手になれば、必然的に叱ることも減り、子どもは自然と自信や積極性を持つようになります。
ただ、やみくもに表面的に褒めるのでは子どもの心に響きません。
成功失敗に関わらず、頑張った過程や、そこに至る子供の思いに共感して、子供の目線になって褒めることが大事です。
「親がしっかり自分を見てくれている」という実感こそが、子供の自己肯定感を育みます。
そしてそれが、他人の痛みに共感できる、他人を思いやることのできる大人への成長につながるのです。
ただし、親がやってほしいことや、大人の都合を押し付けるような褒め方や、他人と比べた褒め方をしないように気を付けましょう。
「がんばったね!」「できたね!」「ありがとう!」といったシンプルな言葉でもいいですし、子供に「どうだった?」「次はどうしたい?」と感想を聞き、それに「うんうん、そうなんだね」と相槌を打つだけでもいいのです。
子供に「ダメ!」と言うだけではダメ!
感情的になって「怒る」のではなく、相手のことを思って、親身になって「叱る」ことが大切です。
叱ることは、咎めることではなく、あくまで子どもの反省を即すための教育的手段。
親の叱りワード上位間違いなしと思われる、「ダメ!」だけでは、ダメで、「なぜダメなのか」を、子どもにわかるように理由を明確にする必要があります。
感情的にならず、ゆっくりと、静かな口調で、「何がいけなかったのか?」「どうすれば良かったのか?」を問いかけ、子どもが自ら正解を導き出せるよう、辛抱強く誘導してあげましょう。
そうは言っても、親も人間。
慌ただしい子育て家庭においては、時には感情的に怒ってしまうのはやむを得ないことです。
怒ってしまったことを、変に気にしたり、自己嫌悪になる必要はありません。
そういう時に大事なのは、「さっきは嫌な言い方をしてごめんね」と子供に素直に謝ることと、今後の叱り方に活かすことです。
自分の身の丈に合った、自分オリジナルの子育て術
まるで親の育て方ひとつで、子供の人格が決まってしまうかのように、育児マニュアルを読み漁る方も多いですが、以上のポイントさえ頭に入れておけば、子供は勝手に育つと考えた方がいいと私は思います。
子供を「こういう風に育てたい」と願うことは尊い親心ではありますが、ある意味、親の満足感を優先させたエゴや傲慢でもあります。
我が子とはいえ、子供も別の人格をもった一人の人間ですし、親にもそれぞれのバックグラウンドや性格があります。
親や子供のキャラクターに合わせた、自分の身の丈に合った子育て術が、毎日の生活を積み重ねていくなかで、自然と身に付いていくはずですよ。
子育ては、挑戦の連続!
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