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四季に育まれた旬の食べ物は栄養がいっぱい

それぞれの季節に収穫された旬の食べ物には、自然の恵みがいっぱい詰まっていて、子どもの体や心、成長のリズムを整える大切な働きをしてくれます。
これを食事に上手く取り入れ、子どもの健康や体作りに活かさないテはありませんよね。
日本の食文化を彩る旬の食材。お受験も注目か?
春・夏・秋・冬と日本ならではの四季は、変化する景色の美しさだけでなく、旬というおいしい食べ物も届けてくれます。
旬を取り入れた日本人の食生活には長い歴史があり、私たちの日頃の暮らしに関わる日本の食文化として今もなお受け継がれています。
余談になりますが、この日本の食文化を家庭で継承することも、子どもへのしつけとして、名門幼稚園のお受験問題に、なんと旬野菜の名前が出題されたこともあるそうです。
そういうこともあるのですが、とにかく自然の力で成長する旬の食材は、新鮮で栄養価も高く、美味しい。そして何より、収穫期にドーンと市場に並んできますから、お財布にも優しい価格なのです。
旬の食材を生かした子どもの食事作りを
子どもの献立に使えそうな旬の食材は以下のとおりです。
もちろん、この他にもたくさんあります。旬の食材を活かした離乳食レシピも、クックパッドなどインターネットの料理サイトで季節に合わせて特集されていたりして、便利な世の中になりました。
また、料理は女性の共通話題ですから、この機会にお姑さんに旬の食材について聞いてみたりと、コミュニケーションUPをはかる作戦もあると思います。
春
冬の冷たい寒さから、春の暖かさを感じる時期に食べ頃を迎える春の旬食材にはパワーを感じます。
- いちご
- キャベツ
- タケノコ
- ソラマメ
- 新玉ねぎ
- 新じゃが
- わかめ
- あさり
- はまぐり
- マダイ
夏
みずみずしさを蓄えた夏の旬食材。暑い夏を乗り超える力を与えてくれます。
- トマト
- なす
- きゅうり
- ピーマン
- とうもろこし
- かぼちゃ
- すいか
- もも
- さくらんぼ
- あゆ
秋
食欲の秋。ビタミンを豊富に含んだ野菜など秋の旬食材は、夏の暑さで弱った体を労わってくれます。
- 米
- ごぼう
- さつまいも
- しいたけ
- 栗
- ぶどう
- なし
- 柿
- いわし
- さけ
- いくら
- さんま
冬
寒い冬に体を温めてくれるのが冬の旬食材。暮らしの知恵を活かした保存食になるものも多くあります。
- だいこん
- かぶ
- ほうれん草
- ねぎ
- はくさい
- りんご
- みかん
- たら
- ぶり
子どもと一緒に大人も食育。旬の食材を学ぼう
子どもに食べることのたいせつさを伝え、元気でいることの意味を考えさせる食育は、とても大事な教育の一つです。昔のように子どもが自然の中で学べる環境が少なくなったことも、食育の重要性が問われる理由でもありますが、食べ物に関心を持たせることは、子どもの好き嫌いをなくすことにもつながるからです。旬の食材を食べることは、子どもの食育にも役立ちます。
でも最近は、スーパーやお店の店頭に、いつでも、何でも生鮮食品が並び、親も旬の食材と言われても、よく分からない世代になってきて、旬の食材で子どもの食育と言われても自信のない人が多いのではないでしょうか。
だからそこ子どもと一緒に学べばよいと思います。親子で体験する収穫ツアーなど、最近はさまざまな食育に関するイベントも各地で行われていますので、気軽に参加してみては? 家族でリンゴ狩りに観光農園にドライブだって食育の一環です。
牧場、養鶏所、田んぼに畑、海と山、家族でどんどん出かけましょう。体を作る食べ物がいつどこから、どうやって来るのか? そんな視点を盛り込みながら、子どもと食育を楽しんでみましょう。
そうすれば、旬の食べ物だけでなく、ハウス栽培や養殖など食べ物に関わるたくさんの人たちのつながりを知ることができ、食べたいものが、いつでもどこでも手に入る私たちの暮らしに感謝する心が生れます。
子どもの食事に、旬を意識するだけで、子育ての質がだんぜん違ってくるはずですよ。