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産後うつ発生から完治までの体験談!原因、症状、対策は?病院や薬は必要?
「出産」によって、ママの体や心のバランスは大きく変化します。そのうえ出産後は慣れない育児にてんてこ舞い。
その結果産後うつになり、体調を崩したり精神的に不安定になったりすることも珍しくありません。
私も長女を出産後、産後うつを経験しました。
今回は私の経験から、産後うつになったときに心がけて欲しいことをご紹介します。
産後うつの原因は急激なホルモンバランスの変化やストレス
出産後すぐのうつ症状のことを、一般的に「マタニティブルー」と呼びます。
これは、出産後の急激なホルモンバランスの変化に体がついていかないためおこります。
マタニティブルーは、出産後数日で解消することが多いのですが、慣れない育児のストレスなどにより、マタニティブルーが長引くことがあります。これが「産後うつ」です。
私は「マタニティブルー」はそれほど感じなかったのですが、病院から自宅に戻りしばらくしてから「産後うつ」の症状が出始めました。
産後、寝不足がきっかけで産後うつに
うちの子供はなかなか寝ない子で、寝たと思ったら少しの物音で起きてしまうほど敏感でした。
生後2ヶ月くらいまでの間は昼夜逆転で、極度の寝不足状態。
しかも、このころの私はすべてにおいて「完璧にしなくては」と気を張り詰めていました。
夜は子供が泣くので眠れず寝不足なのにも関わらず、昼間は家事を完璧にこなす日々。
私の夫は家事をしなくても何も言わないのですが、私自身の思い込みで疲れ果ててしまい、実家から自宅に戻って1週間ほどたった頃、産後うつの症状が出始めました。
少しのことでも心配になりすぎたり、すぐに涙が出てきてしまったり。
今思うと完璧におかしくなっていたのですが、自分では気がついていませんでした。
義母の助けで、産後うつから救われた
そんな私を見かねて、旦那が義母を手伝いに呼んでくれることに。
私は「かえって気を使う」と思い、正直イヤな気持ちになっていました。
しかし義母が来てくれたことにより、事態は好転したのです。
義母は子供の扱いに長けていて、夜泣きする子供を上手にあやし、私が少しでも眠れるよう配慮してくれました。
昼間の家事も引き受けてくれたため、家事の負担もかなり軽く。
そして「完璧じゃないと」と張り詰めていた私に、「家事なんてうちの息子にやらせればいいのよ」「掃除なんてしなくても死なないから」と言ってくれたのです。
この一言で肩の力が抜けて気持ちも楽になり、気がつけば産後うつの状態から抜け出すことができました。
頑張りすぎないことが、産後うつの最大の予防
産後うつは、誰でもなる可能性があります。
実際に、私も普段はうつとは無関係なくらいおおざっぱな性格なのですが、それでも産後うつになりました。
それだけ誰にでも起こりうる症状なのです。
出産後の生活は慣れないことの繰り返しで心も体も疲れがたまります。
しかも自分の時間が思うように持てず、ストレス発散も難しいことが多いです。
うつ状態になりやすいのも当然ですよね。
「頑張りすぎ」は産後うつのきっかけとなることがあります。
「できなくて当たり前」という気持ちでおおらかに構えることが大切です。
また周囲の手助けにより気持ちが楽になることもあります。
助けを借りられそうなときは、我慢せずに頼ってみてはいかがでしょうか?
産後うつの解消には、早めに気がついて対処することが大切です。
少しでも「なんだか気持ちが沈みがち」とか「疲れが取れない」と感じたら早めに休養を取るようにしてくださいね。
私の場合は休養を取ることで産後うつ症状が改善しましたが、そうではない人もいると思います。
休養を取っても産後うつが改善しない場合は、迷わず産婦人科、精神科、心療内科などに相談してみましょう。
あなたが悪いわけでも赤ちゃんが悪いわけでもありません。
少し頑張りすぎてバランスを崩しただけですから、自分を責めるのではなく労るようにしてください!
今回のまとめ
・誰でも産後うつになる可能性はある!「自分は大丈夫」と油断しない。
・少しでも「なんだか気持ちが沈みがち」とか「疲れが取れない」と感じたら早めに休養を取る。
・周りの人の助けを借りて休養を取れば改善する場合もある。
・休養を取っても産後うつが改善しない場合は、産婦人科、精神科、心療内科などに相談する。
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