- 子どもの食事
- 1歳〜2歳
子供が食事に飽きず楽しくなる食卓の作り方、食育とは?

小さい子供は食事の際途中で食べることに飽きてしまったり、食べ物で遊んでしまったりと、なかなか食事に集中してくれませんよね。こういう経験でお悩みのお母さんはとても多いと思います。小さい子供にとってご飯を食べることに集中するのは実はとても難しいことなのです。
どうすれば小さい子供を飽きずに食べてくれるようになるのか、少し食事のあり方や食卓の作り方を工夫してみましょう。小さな工夫でも子供は驚くほど食事に集中できるようになりますよ。
毎回食事のルーティンを作りましょう。
子供にとって毎日のルーティンを作ってあげることはとても大切です。毎日決まった時間に決まったことをする習慣をつけることにより、マナーやルールが自然と身についていくのです。
食事の際、毎回きちんと決まった場所、だいたい同じ時間帯に食べさせていますか?毎回違った場所で食べさせると、食事と遊びを混合してしまったり、落ち着きがなくなってしまう原因になるのです。
ご飯の時間と子供に分からせるためにも、毎回同じ場所、同じ時間に食事をしましょう。できるならば、家族全員揃ってる方が子供にとっては好ましいですね。子供だけ一人で食べさせるのではなく、大人も一緒に食事をし、食べることの楽しみを子供に教えてあげてください。
食卓は整理整頓が大切!
食事を取り囲むテーブルや、ダイニング、キッチンはきれいに片付いていますか?子供はごちゃごちゃした場所ですと、食事に集中できず、ごちゃごちゃした物をおもちゃと勘違いし、遊んでしまったり、気を取られてしまったりします。
子供が集中できる食卓作りを考え、整理整頓し、テレビも消しましょう。子供にとっては様々な物がおもちゃに早変わりしてしまいます。食卓はできるだけシンプルにし、食事のみをする場所として認識させましょう。
食事の前にはトイレに行かせましょう。
赤ちゃんや子供は、トイレに行きたかったり、おむつが汚れていると食事に集中できなくなります。公の場では、食事中にトイレに行くのはマナー違反ですよね。子供にもそのマナーを教えるためにも、食事の前に必ずトイレに行かせたり、おむつを替えておいてあげたりしてください。
そして、食事の前には手を洗うという習慣も身につけてあげてくださいね。
適量をお皿に乗せてあげましょう。
子供や赤ちゃんは、食べ物もおもちゃにしてしまうことがあります。食べ物をおもちゃにするのを防ぐには、少量をお皿の上に盛りましょう。食べきれない量をお皿に盛ってしまうと、お腹がいっぱいになってくると、食事に集中できなくなり、余ったご飯やおかずで遊んでしまうのです。
少しずつ、色とりどりの物を見た目も美しく盛ることで、子供も食べきれる見通しがつきますし、ご飯を無駄にしなくなりますよ。
そして、子供はお腹がすいているときちんと食べますので、子供の適量を知るのにもいいですよ。ダラダラ食べさせないためにも、少量を盛り、まだ子供が食べれそうならついであげるように心がけましょう。
おやつは与えないよう気をつけて!
そして、食育で一番重要なのはおやつの量です。子供が欲しがるからといって、むやみやたらにおやつを与えていませんか?子供は甘い物が大好きですが、濃い味のものや、甘すぎるお菓子は、食事に興味をなくす原因にもなってしまいますし、おやつでお腹がいっぱいになってしまい、食事を食べたがらなくなってしまいます。
そして、おやつは栄養素も少なく健康にもよくありませんので、できる限りおやつを与えないようにしましょう。特に離乳食が始まってすぐの赤ちゃんにはおやつは必要ありません。
乳幼児にもお腹がすいたらおやつをもらえるという意識が芽生えないようおやつを与える際は時間、量、そして与えるおやつに十分注意してください。おやつでお腹いっぱいにするのではなく、あくまでも3回の食事でお腹を満たすように教えてあげてください。
両親もリラックスして食事を楽しみましょう!
最後に、子供や乳幼児を食事に集中させるために必要なのはママやパパがリラックスしてゆっくり食事を楽しんでいる環境です。子供は親を見て学びますから、親が食事を楽しんでなかったり、テレビを見ながらダラダラ食べているとそれが普通と学んでしまいます。
食事の際は、子供の食事に気を配り、自らの食事も楽しむようにしてください。毎回我が子の食事を観察することで、子供が一度に食べられる量、時間、好き嫌いなどを把握できますし、今後の食事の作り方やルールの参考にもなります。