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育児の現場で活躍した意外なモノ、それが「手ぬぐい」
外出時は、近所の公園に行くときでさえ、着替えにおむつ、そしておもちゃ・・・と、バッグはいつもバルーン状態。ベビーカーを使う時でも、子どもを乗せるのか、荷物を載せるのか状態でとにかく荷物の多さが悩みでした。
ちょっと遠出やお泊り旅行となると、もう荷物との戦いです。それを考えるだけでストレスを感じ、イライラ。せっかくの家族旅行も「行きたくない!」と、旦那さんに八つ当たりなんてことも。そんな時に出合ったグッズが救世主手ぬぐいだったのです。
荷物が増える原因はフワフワタオルだった
0歳児と外出。荷物の多さに悩む日々、ふと「何か一番多いのだろう?」と改めて思いました。
近くの公園に持っていく、いつもの荷物を改めてリストにしてみると、スペースを一番要していたのは、なんとタオルやティッシュなどの拭きモノ類。バスタオル1枚、ハンドタオル3枚、フェイスタオル2枚、ハンカチ1枚、ポケットティッシュ3つ、ウエットティッシュ1パック、とこれだけでママバッグの半分以上を拭きモノが占領していました。これが遠出だとさらに増えるわけです…。
うちの息子は、2歳頃まで、とにかく口を汚すタイプで、ヨダレが多くスタイはいつもビチャビチャ。そんな息子のヨダレ対策のタオルは、子どもの顔を拭くのでフワフワなものを使っていました。吸水性の高いタオルは総じて厚みがあります。温泉タオルのような薄手では頼りないし、やっぱり肌触りもイマイチです。
でも、外出をタオルに悩まされるのも何だかなあと思案しながら、台所でお皿を洗っていると、「あれ?これはイケるのでは!」という感触が伸ばした手の先にありました。
かさばるタオルを手ぬぐいに変えてみる
それがフキンに使っていた、手ぬぐいだったのです。何回も洗ってフニャンとした手触り、しっかりと吸水する機能。しかもこの薄さです。思い切ってバッグに常備しているハンカチとタオル類を全部手ぬぐい5枚+バスタオル1枚に変えてみました。
すると、これが大正解!心配していた薄さによる吸水性も、たたんで使えば問題ありません。そして、ママバックに余裕ができると、イザというときに必要なモノがサッと取り出しやすいのです。公園の砂場で泥だらけになった息子の足も手も、よだれでベロベロになった口も、さっと手ぬぐいを取り出し拭けるので、私を憂鬱な気分にはさせません。今までの、大きなバッグをドスンと地面に置いて、ガサゴソとモノを探すという行為が無くなるだけで、こんなにそう快な気分になれるのかと本当に思いました。
こうして、すっかり手ぬぐいに満足した私。そして、もっと使い勝手のあるものだということに気がつきました。
手ぬぐいは、とても可愛い柄が多く、スタイの代用もできるのです。薄手なので、旅行先でもサッと洗ってドライヤーを使えば、すぐに乾きます。これまで何枚も持って歩いていたスタイも、すっかり手ぬぐいに変わりました。
さらに進化する、手ぬぐいの使い方
外出時の荷物の多さを何とかしたいと、出合った手ぬぐいですが、だんだんとその使い方にもバリエーションが増えていきました。
1)応急処置のアイシング
外出先で息子が腕に軽い火傷をしてしまった時、冷たい缶ジュースを手ぬぐいに包み腕に巻く応急処置にも役立ちました。幅と長さがあるので、イザというときには、包帯にもなります。
2)小さなパンツ
意外な使い方として、結び方を工夫すれば0歳から3歳児の小さなパンツにもなります。夏の公園で、水着を持ってくればよかったなということが意外にあったりするのですが、そんな時に使える技です。
3)エコなミニレジ袋
「あずま袋」と呼ばれるバッグは手ぬぐいから簡単に作ることができると知り、チクチク仕上げました。それを三つ折りにしてたたむとちょうどハンカチの大きさになります。
バッグに何枚か入れておくと、子どもが拾ったドングリや、公園でもらったみかんなど、ちょっとモノを入れる袋が欲しい時、防水ではありませんが小さなレジ袋のように使えて便利です。そして、この「手ぬぐいのあずま袋」、持ち手を首に巻けばスタイとしても使える優れものなんです。
失敗しない、手ぬぐいの選び方
手ぬぐいは、使い始めに色落ちするものが多く、実用的に使いたい場合は、濃い色でないものをお薦めします。また、商品によって素材や大きさが違います。薄めの素材は、吸水性の面でやっぱり頼りないので、タオル替わりに使うのであれば、厚手が良いかと思います。(それでも、タオルよりはずいぶんと薄い!)
私は切りっぱなしになっている両端が、とても気になったので、ぐし縫いでチクチクしましたが、でも最近は両端の処理をしている商品もあるみたいですね。
しかし、手ぬぐいってガンガン使っても本当に長持ち。息子が成長し、不要になった手ぬぐいの大半は、今でも私の「あずま袋ハンカチ」として活躍中です。たまに、子どもがスタイで使っていた手ぬぐいを見て、本当にてんてこ舞いしていたあの頃を懐かしく思い出したりしています。