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患者の90%が5歳以下!ヘルパンギーナの症状や予防法とは?

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    夏になると、赤ちゃんや子どもの間で流行する病気がいくつかあります。

    大人にはあまり馴染みがないものも多く、冬の風邪とは症状や対処法が異なる場合もあるので、ぜひ覚えておきましょう!

    急な高熱&口や喉に水疱!ヘルパンギーナ

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    ヘルパンギーナは、なんと患者の90%が5歳以下!1歳代が最も多く、ついで2歳、3歳、4歳の順で、0歳と5歳はほぼ同数が感染しています。

    急な発熱と口や喉の水泡が特徴で、日本では毎年5月頃から増加。8月頃から減りはじめ、9〜10月にはほぼおさまってしまう夏特有の病気です。

    感染力の強い病気なので、園や学校などで流行している場合は特に注意しましょう。

    ヘルパンギーナの症状

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    ・潜伏期間は2〜4日
    ・突然の38℃〜40℃の発熱が1〜3日続く
    ・喉の腫れ、痛み
    ・軟口蓋(口の中の奥の上の方)から口蓋弓(軟口蓋の左右)にかけて、1〜5mmの水泡(水ぶくれ)ができる
    ・水泡が破れて潰瘍となり、痛みがあるので、食べ物や飲み物を飲み込むのを嫌がる(→夏は特に、脱水症に注意)
    ・発熱時に熱性けいれんになることもある

    ヘルパンギーナの原因と予防方法

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    ・原因は、ウイルス(コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルス)への感染

    ・予防法は、感染者との接触を避けることと、うがい、手洗い、手指の消毒

    ヘルパンギーナの治療法と対処法

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    ・ヘルパンギーナのウイルスに効く薬はないため、基本的には対処療法
    ・発熱や頭痛がひどい場合は解熱剤や鎮痛剤が処方される場合もある
    ・脱水症状を起こしていれば治療が必要な場合もある
    ・食べ物や飲み物を飲み込むのを嫌がるため、脱水症状に注意

    ヘルパンギーナのときの食事

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    ヘルパンギーナのときには、刺激が少なく、のどごしが良く、水分を多く含んでいるもの(脱水症状予防)を食べさせましょう。

    具体的には、ゼリー、冷ましたおかゆやスープなどがおすすめです。

    ただ、トマトやオレンジジュースなど、酸味が強いものは水泡にしみるので注意してください!

    幼稚園、保育園、学校にはいつ行ける?

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    ヘルパンギーナは、学校保健法では明確な規定はありません。

    園や学校によって登校や登園停止日数が決まっていたり、登校や登園許可証が必要な場合もありますので、園や学校に確認してみましょう。

    夏はヘルパンギーナに注意!

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    私も子どもの頃に感染したときのことを覚えていますが、とにかく辛かった!

    ただでさえ夏で暑くてぼ〜っとしているときに高い熱が出て、せめて冷たいものでも飲んでスッキリしたいのに、喉が突き刺すように痛いという…。

    本当に、つばを飲み込みだけでも痛かったです。口内炎とくらべてもかなり強い痛みでした。

    夏場も油断せず、手洗いうがいがんばりましょう!

    ※参考
    国立感染症研究所 ヘルパンギーナとは

    40度以上の熱に備えて、こちらの記事もチェック!

    ▶急に40度の熱が出た!赤ちゃんへの対応はどうする?

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