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はしか(麻疹)の症状は?予防接種で発症するって本当?

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    2015年にはしか(=麻疹、ましん)の土着菌が存在しない「排除状態」だと認定された日本。それなのに、2016年9月現在、大阪と千葉ではしかが流行し、全国的に話題になっています。

    感染力が強く、合併症などの危険もあるはしか。基本的なところをおさらいしておきましょう。

    手洗いやマスクでも防げない、感染力が強いはしか

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    はしかは麻疹ウイルスに感染することで起こります。

    飛沫感染や接触感染だけでなく空気感染もするため、感染力が非常に強いのが特徴。インフルエンザよりも強いと言われています。

    手洗いやマスクだけで予防するのは難しく、予防するには予防接種が最も有効です。

    はしか患者に接触した場合、72時間以内に予防接種、もしくは5〜6日以内にγ(ガンマ)-グロブリンの注射をする方法があります。

    ただ、γ(ガンマ)-グロブリンを注射した後は一定期間(6週間〜6ヶ月間、症状や量による)予防接種が受けられないため、慎重に用いる必要があります。

    はしかは特効薬がない!治療は対処療法が中心

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    はしかの潜伏期間は10〜12日。感染するとほぼ発症すると言われています。

    最初は、咳、くしゃみ、鼻水など風邪に似た症状。口の中に白い斑点ができ、2〜3日熱が続いたあと少し下がりますが、今度は39℃以上の高熱と発疹が出ます。その後3〜4日で熱が下がり、発疹は黒ずんだ色になって徐々に引いていきます。

    発疹は、耳の後ろや首などから始まり、顔、体、腕と全身に広がります。最初は小さく平たい発疹が出ますが、徐々に盛り上がった形になり、発疹同士がくっついて大きな発疹となっていきます。

    特効薬はないので、治療は対処療法が中心。脱水症状にならないよう、こまめに水分補給することが重要です。自分で水分が摂れない場合は点滴を行います。

    加えて、症状に応じて解熱剤、咳や痰を抑える薬、合併症対策として抗生剤を使用。症状がひどい場合は入院の可能性もあります。

    はしかは学校保健安全法によって、熱が下がった後3日を経過するまで出席停止となり、登園・登校出来ないことが定められています。

    合併症と回復後の感染症に注意

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    はしかに感染した場合は、合併症に気をつけなくてはいけません。肺炎、中耳炎、脳炎(1000人に1人の割合)を発症する場合があります。

    先進国でも1000人に1人は死亡してしまうと言われていて、死亡に至らなくても後遺症が残る可能性もあります。

    また、回復後は体力や免疫力が低下し、他の感染症にかかりやすいので注意が必要です。

    治ってからもしばらくは体調に変わりがないか気を配りましょう。

    予防接種ではしかを発症するって本当?

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    予防接種がきっかけではしかを発症することも確かにあります。ただし、確率的には低く、普通に発症するよりも症状は軽いのが特徴。

    「うつしてもらって免疫をつければいい」という声も時々聞きますが、上記のように大変怖い病気ですから、全くおすすめできません。もし自分は難なく治っても、他の人にうつしてしまい、その人が重症化する可能性もあります。

    はしかを恐れるなら、やはり予防接種を受けるのが1番です。

    はしかの予防接種(麻しんワクチンや麻しん風しん混合ワクチン)を打つと、95%の人が免疫がつくと言われています。

    現在、はしかの定期接種は1歳と小学校入学前の2回ですね。2回目を打つことで残りの5%の人にも免疫が付きますし、1回目の接種から時間が経って免疫が落ちてきた人にも効果があります。

    副反応については、以下の通りです。

    ●1回目のワクチン接種後
    2週間以内に発熱…13%
    1週間以内に発疹…数%
    じんましん(アレルギー反応として)…約3%
    発熱にともなうけいれん…約0.3%

    ●2回目のワクチン接種後
    接種した場所の反応が見られる場合あり
    発熱・発疹…極めて低い

    ※脳炎・脳症…100万~150万人に1人以下の頻度(ワクチンとの因果関係が明らかでない場合も含む)

    こんな人は、はしかに注意!

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    はしかに注意した方がいい人をまとめてみました。はしかにかかったことがあるかや、予防接種を受けたことがあるかがわからない人は、病院で抗体検査を受けて確認をすることができます。

    ●基本的には乳幼児の定期接種を優先!(厚生労働省からも、定期接種分のワクチンを確保するよう通知が出ています)
    ●妊娠を希望している人、妊娠している人の家族(妊娠中にはしかにかかると、早産・流産のリスクが高くなります。妊娠中は予防接種を受けることができず、また、予防接種後2ヶ月間は避妊が必要です)
    ●はしかにかかったことがなく、予防接種を受けたことがない
    ●平成2年4月1日以前に生まれた人(平成2年4月1日以前に生まれた人は、定期接種が1回だけだったため)
    ●医療従事者、学校関係者、保育福祉関係者など、はしかにかかる可能性が高く、かかった場合の影響が大きい人
    ●はしかの流行国へ行く人

    はしかを予防しよう!

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    昔からある病気ですが、感染力・症状・合併症と、どれを取っても恐ろしいはしか。

    とにかく、赤ちゃん・子どもは定期接種をきちんと受けること。大人も自分に免疫があるかきちんと把握することが大切です。

    また、子どもが大きくなったときに「予防接種受けた?」と聞かれる可能性もありますので、母子手帳などにきちんと記録し、大切に保管しておきましょう!

    ※参考
    厚生労働省 麻しん(はしか)に関するQ&A

    大変だけど、とっても大事。予防接種がんばりましょう!

    ▶複雑すぎ!赤ちゃんの予防接種スケジュールを攻略する方法
    ▶生後何ヶ月からスタート?お金はかかるの?赤ちゃんの予防接種の基本を押さえよう!

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