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子供の心に響く!愛情や責任感を育むおすすめ絵本(2歳、3歳、4歳、5歳)
他人を思いやる気持ちや責任感など、「子供に身に付けてほしいけど、いざ説明しようと思うと難しい」ことってありますよね。
そんなときにオススメなのが絵本。
今回は、私が子供に実際に読み聞かせをしたことのある本から4冊を選んでみました。
きっと子供の心の成長に役立ってくれるはずですよ。
子供の責任感を育てる「はじめてのおつかい」
1977年に発行された、ベストセラーの絵本です。
私が子供の頃に読んだ絵本の中でも印象的な作品なので、自分の子供にもいつか読んであげたいと思っていました。
我が家の子供に読ませたタイミングは、小学校に上がる前だったと思います。
「そろそろ、一人でおつかいでもさせてみようかな?」 と思っていた時に、子供がなかなかおつかいに行きたがらなかったので読みきかせてみました(行きたがらなかった理由は、「怖いから」ではなく、「めんどくさいから」という感じです)。
物語の内容は、タイトルにもあるように「はじめてのおつかい」。
主人公の5歳の女の子は、「赤ちゃんの牛乳を買ってきてほしい」と頼まれ、おつかいに出かけます。
目的を果たすまでの間に難題が次々と降りかかり、それを乗り越えるたびに少しずつ責任感が芽生えていく内容です。
大げさなストーリーではありませんが、子供にとっては大冒険!
ちょうど下の子供が生まれて間もない頃に読んであげたので、おつかいに興味を持ち、買い物に出かける意欲を持ってくれました。
それ以来、上の子が近所の商店街の見る目も変わったようです。
愛情について考えさせる「100万回生きたねこ」
1977年に発行され、「読んだことのない日本人はいないのではないか?」思えるくらい有名な本ですよね。
子供が4歳ぐらいの時、たまたまこの絵本の猫に似た野良猫に関心を示したので、初めて読み聞かせをしました。
何回死んでも生き返る猫は、死への恐怖や周囲の人物への関心が全くなく、非常に冷めた様子。
しかし、一匹のメス猫と出会うことで、心境が変化していきます。
読み聞かせをする前は「子供には少し難しいかな」と思ったのですが、不思議と子供の心にも響いていたようでした。
特に、うちの子供の印象に残った場面は、「主人公のオス猫とメス猫が距離を縮めるシーン」のようです。
「好意を持っているが、恥ずかしい……」距離を縮めたいがゆえの、オス猫の不器用な対応。それに対して、ちょっとそっけないながらも寄り添うメス猫。
子供ながらに、この辺りの恋心は理解できたようです。
他者への愛情や生きる意味を考えさせる、おすすめの絵本だと感じます。
主人公の猫がいろんな死に方をする部分に関しては賛否両論あるようですが、うちの子供は特に気にしていないようでした。
乗り物ブームが来たら「れんけつガッチャン」
こちらは比較的新しい絵本で、2012年に発行されています。
うちの子供にも「乗り物ブーム」がやってきて、列車同士が連結するシーンに興味を持っていたので購入してみました。
内容自体はとてもシンプルで、ただただ電車・新幹線・ディーゼル車・機関車・地下鉄などの列車同士が連結していくだけ。
しかし、リズム感のある文章でコミカルに描かれているので、子供に読んであげるととても喜びます!
はたらくのりものをモチーフにした絵本の中では、おすすめの一冊だと思います。
この絵本を読ませて以来、乗り物がさらに好きになったようです。
きょうだいの仲が深まる「ティッチ」
末っ子だった私が子供の頃に読んで印象に残っていたので、我が家の末っ子にも読ませました。
1975年に発行され、お兄さんやお姉さんにはかなわない「末っ子ならではの気持ち」を描いた絵本となってます。
「末っ子だからといって、ネガティブになることはない」という内容を伝えてくれるので、末っ子のテンションを上げるにはもってこいの絵本です。
おすすめなのは、末っ子だけではなく上の子供も一緒に座らせて読んであげること。
末っ子の気持ちがわかることで、上の子にも思いやりの気持ちが芽生えるので、きょうだい喧嘩にお悩みの家庭にもおすすめです。