• ママの心と身体
  • 0歳〜1歳

【女性ホルモン】バランスが乱れる原因と、整える方法は?

  • facebook
  • twitter
  • google plus
  • hatebu
  • line
  • 5173view

    生理、妊娠中、産後などなど、身体の不調の原因を調べると、ものすごい確率で「ホルモンバランスの乱れが原因」って出てきませんか!?またかよ!って思いませんか?

    今回は、女性ホルモンってそもそも何なの?ないと困るの?なんで乱れるの?どうすれば整うの?ということをまとめてみたいと思います。

    そもそもホルモンって何?

    d42b87363b4165acd0534fcedb12a862_s

    ホルモンとは、体内で合成・分泌されて、身体の調子を整えるために働く物質のことを指します。現在確認されているものだけでも100種類以上あり、詳しいことがわかっていないものも多いようです。

    女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つのホルモンの総称です。例の「ホルモンバランスの乱れ」は、この女性ホルモン2種類を指す場合と、さらに「オキシトシン」「テストステロン」を加えた4種類のホルモンのことを指す場合があります。

    この恐竜みたいな名前の4種類のホルモンは、何を隠そう生理・妊娠・出産時に激しく分泌量が変化するホルモンたちなのです!

    女性らしさを高める、エストロゲン

    エストロゲンは「卵胞ホルモン」とも呼ばれ、女性らしい身体を作るホルモンです。妊娠中は胎児のために子宮の環境を整えたり、乳腺を発達させて母乳を作る準備をしたりしてくれます。

    妊娠を継続させる、プロゲステロン

    プロゲステロンは胎盤を作るなど胎児の成長に欠かせないホルモン。しかしその一方で、イライラしたりウツウツと落ち込んだりと、精神状態を不安定にするホルモンでもあります。

    諸刃の剣、オキシトシン

    「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシン。愛情を深めたり、精神を安定させたりする役割があります。また、子宮を収縮させ分娩を促したり、母乳の分泌を助ける役割もあり、これまた妊娠・出産・授乳期には非常に重要なホルモンです。

    一方で、赤ちゃんを守ることだけに意識が集中しすぎて、周りを全て敵と認識して気が立ってしまうこともあります。

    男性ホルモンの、テストステロン

    実は、女性の体内でも男性ホルモンの「テストステロン」が分泌されています。これは攻撃的になったり衝動的になったりするホルモン。生理前イライラするのはテストステロンの影響だと言われています。

    こう言われると「女性にテストステロンって必要なの?」と思ってしまいますが、テストステロンにも大切な役割があります。骨や筋肉を作ったりするのはテストステロンの役割だし、減少してしまうとそれはそれで生理不順になったり気分が落ち込んだり、極端な場合は薄毛になったりしてしまうのです。

    …こうして見るとよくわかりますが、ひとつひとつのホルモンは非常に大切で、妊娠出産に欠かすことができません。がんばってくれていると思います。ありがたいです。しかし、じゃんじゃん分泌していればそれでOKというものではありません。バランスが乱れると不調の原因になるのも事実なのです。

    ホルモンバランスが乱れる原因は?

    733ac55b6e27988b2bfcf36f3059668b_s

    ホルモンバランスが乱れる原因は、卵巣腫瘍などの病気の他に、疲労、ストレス、生活習慣の乱れ(栄養不足、睡眠不足、運動不足、喫煙、飲酒など)、冷え、加齢など実に様々。

    さらに、女性の場合は生理・妊娠・出産によって分泌量が激しく変化するので、必要な時期に足りなかったり不要な時期に余っていたりと、非常にバランスが取りにくいんだそうです。その結果、バランスが崩れて、身体の不調につながってしまうんですね…。

    ホルモンは、「プールいっぱいの水の中にスプーン1杯のホルモンを混ぜたくらいの濃度でも、体内に影響を及ぼす」くらい繊細だと言われています。少し分泌量が違っただけで、身心にとっては一大事なのです。

    ちなみに、「エストロゲン」「プロゲステロン」「オキシトシン」「テストステロン」は男性にも分泌されていますが、基本的に分泌量は一定なのでバランスが乱れることは少ないそうです。(ただ、男性も上記のような原因で急激にホルモンバランスが乱れた場合は、身心に影響が出ることもあります)

    ホルモンバランスを整えるためには?

    2919baaa234b0a84b7fc8cc35245e6a2_s

    先程挙げた原因を、ひとつひとつ取り除いていくしかありません…。

    具体的には、充分な休息を取る、趣味を楽しむなどしてストレスを解消する、バランスの良い食事を取る、早寝早起きをしてしっかり寝る、定期的に運動をする、禁煙する、お酒を減らす、湯船やカイロなどで身体を温める、ストレッチやツボ押しで血行を良くする、といったことを試してみましょう。

    ずらっと並べると大変そうですが、全て身体に良いことですし、妊娠を望んでいるなら妊活として、妊娠中なら胎児の成長のため、産後なら授乳や母体回復のために、取り組む価値は充分にあるのではないでしょうか。

    それでも身心の不調が治まらない場合は、婦人科を受診しましょう。病気が隠れている場合もありますし、薬で改善できる可能性もあります。

    立ち向かわずに、受け流そう

    3001d807193d42ba64319be7861cf497_s

    検査をすればわかるとは言え、普段は目に見えず、何かとわかりにくいホルモン様。

    まずは男女ともに正しい知識を持ち、「怠けてる」「気合が足りない」「性格の問題」などと思わないこと。

    そして、立ち向かって征服しようとするのではなく、事前に備えられることは備え、いざ来てしまったら仕方のないことだと思って、好きなものでも食べながら静かに受け流すのが1番なのではないでしょうか。

    あなたにオススメの記事

    • facebook
    • twitter
    • google plus
    • hatebu
    • line
    • 5173view
    lineはじめました

    この子育てヒントが気に入ったら
    「いいね!」&フォローしよう♪

    子育てのミカタが役立つ子育てヒントをお届けします