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2人目でも出来た!「里帰りしない出産」のメリットと絶対に必要な準備とは?

妊娠すると悩むことの1つが出産について。
「初めての出産だから里帰りしたい」「上の子がいるから里帰りは難しい」など理由は様々です。
今回は、私自身の経験から里帰りしない出産のメリット・デメリット、乗り越え方を具体的にまとめますので、悩んでいる方は参考にしていただけると嬉しいです!
里帰りしない出産の「病院の選び方」
2人目以降の出産を考える場合、多くの方が悩むのがどこで出産するかという問題です。
1人目の時には迷わず里帰り出産を選択したという方であっても、2人目以降の出産時になると、正直選択しづらいと言えるでしょう。
既に上の子が自宅近くの幼稚園や小学校・中学校などに通う生活スタイルができてしまっているため、長く自宅を離れることは難しいからです。
そうなった場合多くの方は、不安を抱えながらも里帰りしない出産を選択することになります。
この場合の病院選びはとても重要な準備のひとつで、長い妊娠生活から産後しばらくの通院事情をスムーズに送れるかどうかを左右します。
我が家が病院選びの際に重視した条件はこちらです。
・自宅から通いやすい
・家族が通いやすい
・上の子も連れて行ける病院
・公共交通機関も利用できる場所
・緊急時にもきちんとした対応ができる
お腹が小さいうちはある程度のことはどうにかなりますが、安定期を過ぎてだんだんと身重になった時にも、自分一人でもすぐに通院できる距離の病院を選んでおくことは、何かと心強いと言えるでしょう。
また出産前後に家族の助けを借りる場合においても、家族が通いやすい場所であるかどうかはとても大切です。
我が家では自宅から車で15分、両親の自宅から公共交通機関を利用して約2時間の場所にある病院にしました。
公共交通機関を利用しやすいかどうか、自家用車で通う場合の駐車場があるかどうかなども考慮すると便利です。
里帰りしない出産は、あらゆるケースを想定しよう!
出産というのは病気ではありませんが、いつ何時状況が変化するかどうかは誰にもわかりません。
まったく問題がないまま予定日近くに出産を迎えることができるのか。
つわりや急な体調の変化によって日常生活が困難になってしまった時にはどうしたらいいのか。
経過については予測ができないことが多々ありますので、あらゆる場合においてどう対処するか考えておくことが必要でしょう。
私の場合は妊娠自体には特に問題はありませんでした。
しかし、1人目の子が幼稚園に通っていたため、途中で子供からもらってしまった風邪がなかなかスッキリと治らず、出産前後まで長引いてしまいとても辛い思いをした経験があります。
2人目以降はなかなかゆっくりできる妊娠生活というわけにもいかないため、困った時には早めに対応しておくようにしましょう。
また、実際に出産で入院する場合に上の子をどうするのかも考えておきます。
・実家の両親や義理の両親などが自宅に来てお世話をしてもらえるのか。
・来られない場合に子供をすぐに預かってもらえるか。
・幼稚園や学校などはどうするのか。
いろいろなケースを想定して対応できるように決めておきましょう。
私の場合1人目が帝王切開での出産であったため、2人目の時にも病院と相談して、安全面も配慮し予定の帝王切開をすることが決まっていました。
ですから予め計画が立てやすく、入院時期も調節ができたことはとても助かりました。
実際に出産の前日から入院が決まっていたため、それに合わせて入院前に実家の両親に出てきてもらい上の子のお世話を頼みました。
出産の日にも一緒に病院に来てもらい、その後は実家で1週間上の子を預かってもらいました。
幼稚園はその間お休みをもらい、退院後は夫に上の子を迎えに行ってもらいました。
自然分娩をする方の場合にはなかなか計画が立てづらいですが、急な対応時に困らないように家族で話し合っておくようにしましょう。
どうしても人手不足などで困る場合には、計画分娩なども視野に入れて病院ともよく相談しておくことが大切です。
里帰りしない出産の、入院時と産後の生活は?
実家の両親には上の子の預かりをお願いしていたため、入院中の見舞いはほとんど仕事帰りの夫のみ。
義理の両親が1日見舞いに来てくれましたが、それ以外は特に出入りもなく少し寂しいような気もしましたが、2人目以降というのはだいたいこんな感じだと思って割り切っておくのが良いと思います。
退院の日には夫が来てくれたので、出産した娘と3人で帰宅。
最初の計画では、退院後に実家の母が手伝いを兼ねて上の子を連れながら、1週間泊まりに来てもらうようになっていたのですが、父親が体調を崩してしまい来る事ができなくなってしまいました。
上の子は急遽夫が車で迎えに行き、産後3日間ほど義理の母に応援をお願いすることに。
その後は買い物や自分でできない用事は夫が行うようにし、無理のない程度に夫婦で頑張りました。
上の子はすぐに幼稚園生活を始めたため、通園バスが出るバス停までの送り迎えがありましたが、日中下の子が寝ている時に少し休むようにしながら、できる範囲での日常生活を送りました。
正直、里帰り出産した1人目の時と比べると、2人目の妊娠生活も出産後の生活もとてもハード!
しかし、だんだんと自分の生活ペースがつかめてきたので、1ヶ月も経つ頃にはだいぶ軌道にのってきたと思います。
子供が2人の育児はそれなりに大変ではありましたが、出来ない事は無理をしないで手を抜くようにし、マイペースにやる事が一番だと感じました。
里帰りしない出産のメリット・デメリットは?
里帰り出産をしない場合、困った時や急な対応の時に実家の両親の助けを借りるのが難しい、上の子の対応や自分への不安が多いというデメリットがあります。
しかしその分退院後に元の生活スタイルに戻しやすいというメリットがあります。
里帰りをすると、生まれて間もない子を連れて遠方から戻る時の手間や、産後の定期検診をどこに通院するかという問題、上の子の生活をいつ戻すかなど、かえって大変なことがたくさんあります。
出産前や入院中・産後など大変な部分もたくさんありますが、慣れた自宅近くで出産をする方が楽な面もたくさんあるというわけです。
先の事を考えると不安な事がたくさん思い浮かぶと思いますが、実際にその時を迎えると周りの協力も得られたりと、どうにかなるものです。
あまり取り越し苦労をせずに、何とかなるという大きな気持ちと、我が子に出会えるという楽しい気持ちで出産を迎える事が大切です。
自分の体調や家族の協力体制など、家庭ごとに様々な事情があるので「里帰りしない出産の方がいい」などと押し付ける気持ちは全くありません。
我が家の場合は、私も子供達も健康に大きな問題がなく、夫・私の両親・夫の両親に協力をお願い出来たからこそ乗り越えられたと思います。
ただ、個人的には2人目の出産を振り返り、その時は大変さももちろんありましたが、結果として里帰りしない出産を選んだことは正解だったと確信しています。
ですからこれから里帰りをしないで出産を迎えるという多くの皆さんも、どうかリラックスしてその瞬間を迎えて欲しいと思います。