- 子育てニュース
- 0歳〜1歳
子どものために選挙に行こう!参院選2016「子育て関連の公約」をピックアップしてみました
「保育園落ちた日本死ね!!!」のように、普段の生活で国や自治体に対して「何とかしてよ!」と思ったことはないでしょうか。
選挙は、その気持ちをぶつける、またとない機会です。
全ての政党や候補者の、全ての公約をチェックするのは大変ですが、自分の中で1番優先順位の高い問題を選んで、その問題だけでも各党の公約を見比べてみましょう。
ここでは、立候補者数上位5党(自民党、民進党、公明党、共産党、おおさか維新の会)の公約の中から、子育て関連の公約をピックアップしてみました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
※特定の政党を支援する意図はありません
※スペースの都合上、全文ではなく一部を抜粋しています。より詳しく確認したい方は、各政党のHPやパンフレットをご覧ください
※画像は全てイメージです
自民党
一億とおりの輝き方を支援します。
子育て世代
待機児童の解消を目指し、保育の受け皿を50万人分増やします。放課後児童クラブの定員も大幅に拡大します。
安心して子供を預けられるよう保育の質を高めます。
保育士が将来への展望を持って働けるように、財源を確保して、総合的な対策を行います。
保育士について、これまで処遇を7%改善してきましたが、今後新たに2%改善し、技能、経験を積んだ職員については更なる処遇改善を行います。
幼児教育の無償化を一層進めます。子供の貧困を解消するため、所得の低い世帯やひとり親家庭への支援を拡充します。
子供の命と未来を守るため、児童虐待の早期発見、迅速な保護、家庭的な養育環境づくりを進めます。
自民党 参議院選挙公約2016より抜粋
民進党
チルドレン・ファースト 子ども第一重点政策
1 保育園・幼稚園で働く人の月給を5万円引き上げます
2 返済不要の給付型奨学金を創設します
3 ひとり親家庭の子どもたちを全力で応援します
4 保育・医療等の自己負担を軽減します
5 子どもの命を守り、育ちを支えます
6 衆議院は20歳、参議院は25歳から 若者が立候補できるようにします
公明党
1.景気に力強さを。実感を「地方」「中小企業」「家計」へ
②子育て家庭への支援(負担軽減策を拡充)
子育て支援ーーー低所得者世帯への給食費補助、子ども医療費無料化の拡大、幼児教育無償化の推進、住宅支援、不妊治療への助成拡充など
2.若者・女性が活躍できる希望社会へ
働き方改革の断行
若者・女性が活躍できる希望社会の実現へ、非正規労働者の待遇改善策とともに、子育てや介護、学び、余暇など、調和の取れた生活への働き方改革が必要です。
②仕事と子育て・介護の両立を進める環境整備と職場復帰支援
管理職をはじめとした職場内の意識改革と法令・制度の周知徹底、相談窓口設置
短時間勤務やテレワークなど時間や場所にとらわれない柔軟な働き方の推進
③待機児童ゼロへ―保育所、放課後児童クラブの待機児童ゼロの推進
公明党 参院選の重点政策より抜粋
共産党
税金の使い方を変える
社会保障、子育て、若者に優先して税金を使う
子育てを支援する政治を―認可保育所の緊急増設、子ども医療費の無料化
・30万人分(約3000カ所)の認可保育所を緊急に増設
・保育士の賃上げ(月10万円)、配置基準の見直しで労働条件を改善
・学童保育の待機児を解消し、指導員の処遇を改善
・子どもの医療費無料化を国の制度に
おおさか維新の会
待機児童問題の抜本解決、子育て政策
(1)待機児童問題の抜本解決
・認可保育所設置基準を原則として条例で決められるようにする等の分権化を徹底するとともに、規制改革により保育サポーター制度の導入、保育士要件の多様化、家庭的・小規模保育事業の拡大を図る。
・保育士給与に関する官民格差の是正と、正規・非正規職員間の同一労働同一賃金。
私立保育園と無認可保育施設の保育士の処遇を大幅改善。
・保育バウチャー導入。保育を含む幼児教育の無償化を憲法に規定する。
(2)子育て政策
・子どもの数が多い(特に3人以上の場合)ほど税負担の軽減が大きくなる「N分N乗方式(世帯単位課税)」の採用。
政党や候補者を選ぶときには、ここに注意!
政党や候補者を選ぶときに、最低限注意したいことが2つあります。
公約を実行できるだけの、能力や財源はあるのか?
いくら公約で素晴らしいことを言っても、実行できなければ意味がありません。
その公約を実行できるだけの能力があるのか、お金がかかる公約であれば、財源は確保できるのかもできれば確認したいところです。
大賛成の裏に、大反対が隠れていないか?
例えば、子育て関連では大賛成の政党でも、他の分野では大反対の公約を掲げているかもしれません。
細かい公約まで読み込むことはできなくても、気になる分野の方向性は確認しておきましょう。
インターネットを使えば、効率良く情報収集ができます
各政党のHPの他にも、公約や候補者情報などをまとめたサイトをのぞいてみると、効率良く情報収集ができます。
Yahoo!では、簡単な問題に答えるだけで、自分の考え方と相性の良い政党や候補者を教えてくれるのが面白い!
各問題のメリット・デメリットも簡単にまとめられているのでわかりやすいですよ〜。
もっと公約に興味がわいたら、子育ての問題と関係が深い福祉や女性の働き方についても見ておけると良いと思います。
また、全文を読み込むことができなくても、実際に公約を見てみると伝わってくる情報量が全然違います。
例えば、公約の何番目に持ってきているのか、どのくらいのスペースを割いているのかを見るだけで、チカラの入れ方って伝わってきますよね。
私も今回初めて公約を自分で見てみましたが、ニュースで見聞きするよりもたくさんのことがわかりました。
子どものために、選挙に行きましょう
やっぱり、簡単に、単純に、迷いなく投票先を決めることはできませんね。大変です。
それでも、選挙行きましょう。
子育て世代が選挙に行かなければ、意見が反映されないうえに、今後どんどんないがしろにされるかもしれません。逆に、子育て世代が選挙に行けば、今後もっと子育て世代のための政策が充実してくる可能性もあります。(本当は選挙に行かなくても充実させてほしいですが…)
とにかく、自分たちの存在を主張することが大切です。7月10日日曜日、カレンダーに選挙の予定を入れましょう。もちろん、期日前投票もできますよ!