- 子育て体験談
- 1歳〜2歳
公園で孤立!幼稚園を拒否!人見知りが激しい子供から学んだ子育てのヒント
私の子供は、とにかく人見知りが激しいタイプ。
お友達と関わることが上手く出来ず、孤立して遊んでいたため、「この子はお友達と関わりを持つことができるのだろうか?」と日々悩んでいました。
周りの子供が楽しそうにお友達同士で遊んでいるのを見るのが辛く、私はあまり子育てを楽しめずにいました。
人見知りがとにかく激しい息子
うちの子供は繊細で神経質なタイプだったため、お友達との関わりも慎重。
決してお友達の輪の中に入ることなく、少し遠くからお友達が遊んでいる様子をじっとうかがうばかりでした。
歩けるようになった1歳過ぎから、公園に出掛けてお外遊びをさせていた頃もそうでした。
自分1人だと、のびのびとお砂遊びをしたり、遊具で遊んだり、お花を摘んだりして、楽しく過ごしているのに、お友達が誰か1人でも公園に入ってきた途端、先ほどまでとは正反対の表情になり、私にまとわり付いて、お友達の様子を見てばかり。
私も、最初の頃は「きっとそのうちお友達とも楽しく遊べるようになれる」と、のんびり構えていましたが、2歳過ぎても一向にお友達と関わることはありません。
むしろお友達の居ない方へ居ない方へ離れていく息子を見て、心配になってきました。
どうして他の子はお友達同士で楽しく遊んでいるのに、息子は関わろうとしないのだろうと思い、公園でぽつんとしている息子を見ては寂しく思う日々でした。
子供の個性を受け入れてくれた公園仲間
子育てセンターに行っても、公園に行っても、ショッピングセンターの広場に行っても、とにかくどこへ行ってもお友達を避けて一人遊びをするばかり。
特に、幼稚園の入園前には「春から幼稚園にきちんと通えるのだろうか?」という不安が頭から離れず、本当に悩みました。
なかなかお友達の輪の中に入らない子供と家の中で引きこもりたい思いでしたが、それではきっと私もどんどん気持ちが暗くなってしまうと思い、公園だけは日々出掛けて行っていました。
幸い公園で知り合った仲間は、うちの子供の性格を受け入れてくれて、一人遊びをしている子供に話し掛けたり、「一緒にこっちで遊びましょう!」とお友達の輪の中に入れるきっかけを作ってくれたりと、本当に良くしてくれていました。
私もいつもはぽつんとしている子供が、時々とはいえ、お友達と一緒に遊んでいる姿を見ることが出来て本当に嬉しかったです。
当時の仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。
人見知りの子供が、幼稚園に慣れるまで
結局、人見知りは治らないまま迎えた幼稚園の入園。
ある程度予想はしていましたが、制服を着ることを拒否することから始まり、家から出ることを拒否、幼稚園バスに乗る事を拒否、お教室に入ることも出来ず、入園直後は泣いてばかりでした。
夜中、突然「ぎゃーー!」と泣き叫び、飛び起きる位、子供も幼稚園に入ったことで大きなストレスを抱えている様子。
そんな子供に付き合わなければならない私も、精神的に参ってしまいました。
とにかく朝が来ることが、私も子供も憂鬱で仕方ないのです。
それでも次第に子供自身が幼稚園に行くということを受け入れ始め、バスにも泣かずに乗れるようになってきました。
それは、担任の先生の温かい対応があったからこそだと思います。
担任の先生は、幼稚園でめそめそ泣いている子供にそっと寄り添っていつも向き合って下さっていました。
そのお陰で子供も「幼稚園も安心できる場所なのだ」と思えるようになったのでしょう。
季節は秋を迎えようとしていました。
人見知りでも良し!そのままを受け入れる!
小学生になった子供は、今でも基本的には人見知りです。
しかしゆっくりとではあるものの、お友達の中に入ることが出来るようになり、子供なりにその中で楽しい時間を過ごすことが出来るようになりました。
集団の中で自分の居場所を見つけることがすぐに出来るタイプの子供もいれば、うちの子供のように時間をかけて打ち解けていくタイプの子供もいます。
「他の子供と比べてもしかたない、それぞれいろんな子供がいるのだ」ということを、ようやく私も分かってきたように思います。
以前は、「友達がすぐにたくさんできる子供=いい子」と思い込んでいたせいで、人見知りの子供のことが不安で悩んでばかりいました。
本当は、人見知りの息子自身をそのまま受け入れてあげるべきだったのだと思います。
子供の個性を受け入れることと、成長をゆっくりと見守ることが、子育てにとっては必要なのだということを学びました。
今回のまとめ
・子供の個性を受け入れることと、成長をゆっくりと見守ることが、子育てには必要。
・人見知りが激しい子供も、時間をかけて信頼関係を築くことで、家庭以外にも安心できる場所を得ることができる。
試される「親心」
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