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イヤイヤ期を乗り切る!魔の2歳児との上手な付き合い方
自我の芽生えや自己主張の始まりともいえるのが、2歳を迎えるころから少しずつ始まる『魔の2歳児』。
大人が何を言っても『イヤ!』というのも、ある種の自己主張と言えるのです。
成長のひとつ、と割り切ることができれば大人も苦労することはありませんが、これが毎日続くと思うとぐったり・・・という人もいるでしょう。
誰もが通る道ではありますが、大人も子供も気持ちよく過ごすことができればそれに越したことはありませんよね。
『魔の2歳児』ともいわれるイヤイヤ期を乗り切るヒントをご紹介します!
まずは受け入れてあげることが大切!
2歳くらいの子供が大人に対して反発するようになるのは、ただ自我を押し通そうとしているだけではありません。
『イヤ!』と言ってもわかってくれるのだろうか、どこまで言ってもいいのだろうか、そういう確認をしているとも言われています。
そこで子供が『イヤ!』といったことに対して向きになってしまっては、イヤイヤが抑えられずに共倒れ、なんてことも。
まずは子供の『イヤ!』をしっかり受け入れてあげましょう。「そっか~イヤなんだね~」と繰り返してあげるだけでもいいのです。
たとえば食事。昨日は食べたのに今日は食べないということも珍しくありません。
「今日は食べたくないのかな?一口だけ食べてみよう!」と声をかけながらも嫌だという気持ちを受け止めてあげることが大切です。
子供は大人が自分の気持ちを受け止めてくれた、わかってくれた、という認識があることで自己肯定感が増し、親との信頼関係も強くなります。
危ないことをしたときはきちんと言い聞かせる!
だからと言ってなんでも感でも『イヤ!』を受け入れていては何もできない、と感じるかもしれません。イヤイヤ期の最中は、いつまでこの状態がつづくのだろうか、と途方に暮れる人もいるでしょう。
しかしイヤイヤ期はそう長く続くものではありません。ある程度のことは見守り、やりたいようにやらせてあげたほうが落ち着くまでが早いとも言われています。
ただし、お友達とのトラブルや危ないことに関しては、何がいけなかったのか、どうしていけないのかをしっかり言い聞かせる必要があります。
出かける時間などが迫っているときは、泣いていやだといっても駄目なこともあるんだ、ということを知る機会にもなります。
すべてを思い通りにしてあげるのではなく、『できる範囲で』行うことが大切。
2歳前後にもなれば、はっきりとしゃべることはできなくても、大人の言っていることなら大体は理解している子がほとんどです。頭ごなしに『ダメでしょ!』ではなく、わかりやすい言葉で簡潔に伝えるようにしましょう。
それ以外はできる範囲で満足いくまでやらせる、見守る、というスタンスを取ることがストレスなく過ごすポイントです。
ほかのものに気をそらせてあげることも◎
イヤイヤ期は何をしても手が付けられないという状態になってしまうことも珍しくありません。
普段から泣いたり機嫌が悪くなったときに、気をそらせてあげる何かを見つけることも大切です。
外出先なら、目に見えるもので子供が好きそうなキャラクターや色を見つけて、「ほら見てごらん!」と促すだけで気分が変わることもあります。
一瞬でも気持ちが別のほうに行けば、手が付けられないという状態からはすでに抜け出しているのです!
家なら歌を歌ってあげたり、手遊びをするのもおすすめです。
始めは泣いて聞いてもくれない、ということもあるでしょうが、子供が聞いていなくても続けることがポイントです。いつの間にか一緒に手遊びをしていた、なんてこともありますよ。
大人が楽しそうにしているところを見せるのも効果的です。
大変ですが、永遠に続くものではありませんから、工夫しながら乗り切っていきましょう!
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