- 子育て体験談
- 0歳〜1歳
地球に優しいは、子どもに優しい。子育てエコロジーライフのススメ
子どもが生まれると、食べ物は農薬を使っていないオーガニックなものがいいとか、緑の多い街がいいとか、私にとって自然を見直す機会になりました。
また、次世代の子どもたちが安心して暮らすことができる地球、そんな持続可能な社会を目指すことの大切さも考えるようなり、子育てに取り入れてみた小さなエコロジー。実践してみると意外と楽しくてお財布にも優しいことも分かりました。
エアコンの設定温度を1度変えるだけで電気代の節約に
これまで、エアコンの温度は何となくで、設定していました。「涼しければいいじゃない」という感じで、設定温度なんて、正直あまり考えていませんでした。でもこのエアコンの温度設定を1度、例えば夏は26度を27度と1度上げるだけで、約13%の消費電力の削減が期待できるといいます。
冬は逆に暖房の温度設定を1℃低く、21℃を20℃にすれば約10%の消費電力の削減になります。さらに1日1時間、利用時間を短縮すると、さらに省エネ効果が上がります。ちなみに、環境省の奨励するエアコンの設定温度の目安は、夏は28℃、冬は20℃です。
冷え過ぎ、温めすぎをなくすことは、小さな子どもの健康作りにも役立ちます。外の空気が気持ちの良い晴天時は、エアコンを切って、窓を開けて風通しをよくするだけで、部屋は快適温度になりました。他にも、電気をこまめに切る、炊飯器の保温機能はあまり使わないと節電した分、電気代も節約できた!ということで、家計にも省エネ効果が発揮されました。
洗剤をあまり使わないようにする
子どもが生まれると、毎日の洗濯量がハンパなく増えます。ガラガラと洗濯機をまわしながらドボドボと使う洗濯用洗剤。そして、同様に台所の洗い物も増えていきます。こちらも食器用洗剤をジャブジャブ使って洗います。「でもこれって、地球環境によいのだろうか?」
ふと家庭で使う洗剤で地球が汚染されるという噂を思い出しました。今の洗剤は昔に比べ、随分環境に配慮されてはいますが、やはり少ないにこしたことはないみたいです。
環境によい洗剤というのも売られていたので、「使うべきか?」とも思いましたが、日用品としてはお値段が高めで、うちでは現実的ではありません。
そこで、考えたのが、単純ですがあまり洗剤を使わないということ。洗濯は、なるべくまとめて回数を少なくしたり、お風呂の残り湯に汚れた洗濯ものを浸しておいて、汚れを落としやすくしたり。
台所の油ものは重曹や酢といった自然素材の効用を活用して洗うなど、小さなことですが、地球に少し優しくなったような気分で頑張りました。そしてこれは、予想以上に水道代の節約にもつながったことが嬉しかったです。
ミニ・トマトを玄関先に置いたプランターで育てる
うちは庭のない小さな家ですが、小さなプランターを玄関先に置いて、夏はミニ・トマトを1本育てています。ミニ・トマトは意外に簡単に育つ強い野菜で、日光が当たるところであれば、プランターでも、1メートルくらいに成長し、毎朝家族3人分の食卓で食べるくらいは収穫できます。
栽培キットがホームセンターなどに売っていますし、苗から育てれば水を与えるだけで育ちます。
せっかくなので「苫戸実(とまとみのる)くん」と名前もつけてあげました。実くんは、ちょうど離乳食を始めた息子に、小さな自然を教えてあげることにも役立ちました。いろんな手間を考えると、夏はスーパーで買ったほうが安いかもしれないミニ・トマト栽培ですが、値段以上の価値があったと思います。
子どものおもちゃは不用品を使って手作り
空きペットボトルの中に、くしゃくしゃに丸めた折り紙とクリップを入れて蓋をしっかりと閉めます。これでカサカサ、タンタンと振れば音の出る不思議なおもちゃの出来上がり。色違いで何本が作って、ボーリングをしたり、お風呂に持ち込んで遊ぶこともできます。1歳児にはちょうどよい遊び道具で、市販のガラガラよりも長く遊んでいました。
他にも、使い終わったティッシュボックスに、スーパーのレジ袋を内側がら入れ、外側のティッシュの引き出し口から引っ張って「お化けだぞ~」とやるお化けボックスも、かなりウケました。
不用品を工夫して作るおもちゃが、子どもにウケると、「よーし」とやる気になって、次はどんなものを作ろうかと、子どもの発達具合をみて考えるようなりました。市販のおもちゃをあまり買わずにすむことと、もし作っても興味をもってくれおもちゃだったら…。躊躇なく捨てることができます。
エコバッグを子どもにも持たせる
エコバッグの持参は、スーパーなどで奨励していたので、すぐに実践をしました。たまたま、いつも行くスーパーには小さい子ども用の買い物かごを置いてあるところだったので、子ども用の小さなエコバッグも用意して、自分で買ったものを入れて帰るようにしました。
子どもは帰路の途中、持つことに飽きて(または忘れて?)、途中から私が持つことになるのですが、スーパーではレジのお姉さんに褒められて得意顔。当時2歳の息子にはエコ活動の意味は分からなかったと思うのですが、「みんなに褒められる、いいことなんだ」ということはしっかり学んでいたと思います。