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子供のいない夫婦でも、親になれます!子育てを楽しめます!家族を増やしませんか?

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    街で子供連れに会うたびに「子供が欲しいなあ」と羨望の眼差しを向けてしまうご夫婦に朗報です。

    妊活や不妊治療以外にも、子供を迎える方法があることをご存知ですか?

    たとえ血はつながっていなくても、ともに暮らし、愛情をかけて育てることで、深い絆で結ばれた親子になる方法もあるのです。

    10月は里親月間!

    ご存知ですか? 里親制度を。

    10月は全国各地で里親関連のイベントが開催されます。

    「里親って何?」「里親になってこんな感動的な親子体験ができた」など体験者から直接話を聞くことができます。

    ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。かけがえのない親子になるチャンスかもしれません。

    里親制度とは?

    里親制度とは、様々な事情により家庭での養育が困難または受けられなくなった子供たちを、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の中で養育し、特定の大人との愛着関係を築いて健全な育成を図るために設けられた制度です。

    「里親になるには特別な資格がいるのでは?」と心配されるかもしれませんが、各都道府県により様々で、特段所得基準や住宅基準、教育的な資格などは必要ありません。

    子供を育てようという強い熱意と愛情があれば、エントリーできます。

    里親の種類

    里親と一言で言っても、現在は対象児童によって養育里親、専門里親、養子縁組を希望する里親、親族里親の4種類に区分されています。

    ・社会的に自立するまでの間養育するのが養育里親

    ・三等身以内の親族が養育するのが親族里親

    ・虐待・非行・知的障害など特別な精神的ケアが必要な子供を専門的に養育するのが専門里親

    ・養子縁組を前提に養育するのが養子縁組里親

    です。

    1974年に保護者の疾病・傷害や拘禁などにより一時的(1年以内)に預かって養育する短期里親が誕生し、利用者が急増しましたが、里親による暴行・殺人などの事件も発生し、2009年には廃止されました。

    義務教育修了後、進学も就職もできなかった知的障害の子供を引き取り、職業訓練を行う職親制度も、2005年に姿を消しています。

    里親のルーツ

    そもそも日本に里親のしくみが誕生したのは、平安時代だったそうです。

    子だくさんだった時代、農家や工場の労働力として、子宝に恵まれない親類縁者に後継ぎとして、養子に出したりしていました。

    今日の里親制度は、太平洋戦争終結後、本土空襲で保護者を亡くした数多の戦災孤児を救済するため、児童養護施設だけでは足りず、1947年12月に制定された児童福祉法第27 条第1項第3号の条文に規定されたところから始まりました。

    翌1948年1月に施行され、10月に厚生労働省から各都道府県知事あてに通知された家庭運営養育要綱により、実質的に動き出しました。

    里親の普及状況

    発足当初は、里親登録者が右肩上がりに増え、ほぼ10年で全国に2万人以上も存在し、9千人以上の子供たちが里子に出されていました。

    しかし、厚生労働省が行った2015年12月31日現在までの調査では、里親登録者数は1万679件、うち委託実績が3817件、措置児童数は4973人と最盛期の約半分、うち未就学児は3割に当たる1510人となっています。

    さらに現在は再婚率が高まり、連れ子が虐待されたり、死亡したりする事件も少なくありません。里親の活用を熱望しながらも、各都道府県の児童相談所や児童福祉審議会里親認定部会はリスクも考え、委託に慎重になっているようです。

    詳細は、厚生労働省が定めた里親のガイドラインをご覧ください。

    子育てにはお金がかかるのでは?

    2009年の児童福祉法改正で、養育里親と養子縁組を希望する里親が区分され、翌21年度から里親手当がそれまでの養育里親3万4千円、専門里親9万200円から養育里親には1か月7万2千円、専門里親には12万3千円の支給されるよう増額されました。

    このほか、里親になったら、入進学支度金、居住空間整備や学習環境改善の助成なども受けられるので、養育費についての心配はそれほど必要ありません。

    里親の資格

    里親になりたい方は、まず各都道府県の児童相談所に申し出ましょう。

    各自治体から委託された社会福祉法人などが行う養育里親研修を計1週間ほど受ける必要があります。

    まず基礎研修(講義1日と実習1日)を、その後認定前研修(講義2日と実習2日)を受け、並行して児童相談所に里親認定書類の申請を行い、家庭訪問・調査を受け、問題がなければ修了認定されます。

    その後、各都道府県の児童福祉審議会里親認定部会で審議され、認定後、里親登録申請を行い、正式に養育里親名簿に登録されます。

    各都道府県の児童相談所は、個々の子供と里親との適合性を判断した上で面会させ、里親委託しています。

    登録後も、5年ごとに更新研修(講義1日と実習1日)を受け、登録更新手続きをする必要があります。

    情けは人のためならず

    日本には今、生を受けたものの実の親に育ててもらえない子供が約4万人もいます。

    こうした子供たちの親となり、養育という共同作業を通して夫婦の絆を深め、かけがえのない親子になれたら、子育てのすばらしさを味わえますよね。

    幸せになれるのはあなただけでなく、老い先の生活を支える頼もしい生産労働人口を少子化社会に送り出し、さらに多くの人々をも幸せにできるのです。

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