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【子供の防災】地震時、室内は危険だらけ!?夏や冬の災害にはどう備える?
子育て世代の方は、1995年に発生した「阪神・淡路大震災」や、2011年に発生した「東日本大震災」などの記憶が強烈に残っているのではないでしょうか。
地震だけでなく、台風や集中豪雨、大雪など、日本は様々な種類の災害が起こる可能性があります。
もしかしたら、今のこの瞬間にも、地震などの天災が発生するかもしれませんし、マンションや住宅地にお住まいの方なら、隣家などから発生した火災などの被害に遭う可能性も決して否定はできません。
このような災害の被害を最小限に抑えるには、どんな対策をしておけばよいのでしょうか。
子育て世帯に必要な災害対策
地震などの災害に対して、各家庭ごとに様々な対策を行っていると思います。
小さな子供は、災害時には自分の身を守ることができませんので、大人が子供の分まで対策をしておく必要があります。
ただ、「子供のための災害対策をしたい!」と思っても、最初は何をすればいいのかわかりませんよね。
今回は、「子育て中に注意しておきたい防災ポイント」をご紹介します。
子供の防災、危険は家の中にあった!
まず、大人は気にも留めないようなものでも、床をハイハイして進むような小さな子供にとっては命に関わるようなものが、家庭の中にたくさん潜んでいることを知っておかなければなりません。
特に気を付けておきたいのが、背の高い家具や高い場所にある荷物。
段ボールや衣装ケース、シーズンオフの家電などを高い場所に置いていたりしませんか?
大きな地震が発生すると、こうした高いところにある物が一気に落下!
大人でも打撲や骨折の危険がありますし、小さな子供の場合は命に関わります。
こうした被害を防ぐために、高い場所に物を置く場合には、地震などの揺れで落ちてこないよう対策をしておきましょう。
オススメなのは、突っ張り棒を使って固定しておくこと。突っ張り棒なら100円ショップ、ホームセンター、インターネットショップで簡単に手に入りますし、跡がつかないので賃貸住宅でも安心です。
また、ベビーベッドの近くや子供がよく過ごしている場所の近くに、背の高い家具などを置かないようにしましょう。
子育て世帯は、「極寒」と「猛暑」の両方に備えよう
最近は、石油ストーブなどの灯油を使うものよりも、エアコンなど電気を使った暖房器具が主流になり、オール電化の家庭も増えてきました。
普段の生活ではそれぞれメリットがありますが、災害時には注意が必要です。
地震や積雪などで電線や電柱が壊れたり、発電所が一時的に停止して停電になった場合、室温の調整ができなくなりますし、お湯も使えません。
大人なら「服を着込めば大丈夫」「お湯がなくても困らない」と思うかもしれませんが、小さな子供は外気による影響を影響を受けやすいですし、ミルクを作るためにはお湯が必要です。
普段は母乳の場合も、災害のショックで母乳が出なくなる可能性だってあるのです。
冬の災害に備えて、カセットコンロ・ボンベ・粉ミルクを常備しておきましょう。スペースに余裕があるのであれば、石油ストーブを置いておくという手もあります。
使い捨てカイロや薄くても暖かいアルミブランケットがあれば、避難所などに行っても使えるので便利です。
また、夏に停電になった場合は熱中症が心配。普段から保冷剤や氷枕を冷凍庫に入れておいたり、イオン飲料をストックしておきましょう。
小さな子供を守るために、いま出来ることから始めていきたいですね。