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子育て中は要注意!意外なところで起こった子どものケガ

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    子どものケガや事故は意外なところで起きる! これは、実際に8か月の息子で私が経験したことでした。今は笑い話ですが、当時は本当に何が起こったのか分からず、オロオロ。初めての子育ては、病院へ行く判断すらつかず、分からないことだらけで大変でした。

    着替えの最中に突然大泣きする息子

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    息子が8カ月頃のことです。着替えをさせようとしていたら、突然大泣きを始めました。慌てて息子を抱いてなだめると、キョトンとして泣き止みます。「あれ?」と思ったのですが、あやすと泣き止み、特に異常もなさそうでとりあえず「ホッ!」としました。

    しかし、しばらくして私が手を引くと、また泣き出します。なんとなくいつものイヤイヤ泣きではないと察しました。「何かが、おかしい?」でも、原因が何だかさっぱり分かりません。泣き止んでベビーチェアに座らせると、見た目は普通でもうニコニコしています。

    病院に行くべきか、でも行くとしても、どのお医者さん診察を受ければよいのか分かりません。迷いましたが、やっぱり泣き方が異常だったことが気になり、とりあえず総合病院の小児科に行きました。

    こんなことで病院に行ってもいいの?

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    病院では、先生に症状を聞かれましたが、「泣き方がおかしい・・・」としか答えることができません。「着替えの途中で泣き出し、その後は特に様子が変わったこともないようです。ただ急に泣き出すんです」と、お医者さんに伝えると、息子の体を触りながら腕を上げ下げして、「右の肘関節が抜けていますね」と一言。

    「小児肘内障」というらしく、腕を前に振るようにして肘を曲げさせ、「はい!おしまい~」で治療が終わりました。診察の途中にギャン泣きを始めた息子を、おろおろと見ているしかありませんでしたが、治療後に薬や手当など通院したりする必要はないということで一安心でした。

    「小児肘内障」は、肘が抜けたといっても、関節が脱臼した状態ではないそうです。大人の場合、関節近くに輪状靭帯というバンドの役割を持った靭帯があって、骨もこれに引っかかるような形状(橈骨頭)をしています。だから少々腕を引っ張っても、輪状靭帯から骨がはずれてしまうことありません。

    大人は関節の仕組みが出来上がっているので、逆に外れた場合脱臼と呼ばれる状態になってギブスや手術と大変なことになるのですが、子どもの場合、まだ骨が軟骨状態で橈骨頭も出来ておらず、輪状靭帯も柔軟なので、腕をひっぱったりすると簡単に抜けてしまうそうです。そして、すぐにもとに戻すことができます。

    ぬけたままだと肘の動きが妨げられるので、子どもは動かすときに違和感や痛みを感じ泣いたりしますが、動かさなければ何ともないので、痛みを訴え続けることはないそうです。関節が抜けているほうの腕を子どもが動かさないため、親が異変に気が付くことが普通らしいのですが…。まさか、お着替えの最中にそんなことになっているなんで思いもせず、ビックリぽんでした。

    「いつもと違う?!」パパママの勘は意外に正しい

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    「多分、上着を着せるときに、腕を軽くひっぱったんでしょうね」と先生。子どもによくある「小児肘内障」は、その場の治療ですぐに治ることがほとんどですが、中には骨折や別の病気の可能性もあるので、自己診断は危険。特に自分から症状を語ることができない、赤ちゃんはお世話している人が、いつもと違う、おかしいと思ったら、まず小児科のある病院に行くことが正しい対応と教えてくれました。

    さらに「どれだけのバカ力で、赤ちゃんの腕を引っ張ったの!?」とは聞かず、「泣き声で気が付いたんですね。お母さんは、すごいですね。」と褒めてくれました。こういう優しい先生に出会うと、ただでさえパニックの母親は本当に慰められます。

    赤ちゃんが一人でモゾモゾ動けるようになると、家の中の事故が増えるとは思っていました。台所や階段など、いかにも危なさそうな場所は、柵を設置したりして早めの予防対策をしていたのですが、まさか、自分が原因のケガだなんて、想定外!子どものケガは本当に意外なところで起きるものなのですね。

    そして、いつもと違うという勘がはたらいたときは、迷わず病院に行くということも、子育てでは忘れてはいけないと学びました。その勘を身につけるためにも、子どもの行動を毎日きちんと見ていないといけませんね。

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