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看護師が教える、かかりつけ小児科の選び方!抗生物質やステロイドは要確認
子どもが小さいうちは、すぐに風邪を引いたり伝染病をもらってきたり、はたまた大きなケガをしたり…と、数え切れないほど病院に行きますよね。
「ずっと通院して薬を飲み続けているけど、あんまり良くならない…」「どこが良い病院か分からないから、とりあえず近くの病院に通ってる」など、病院選びはなかなか難しいものです。
数ある病院の中で信頼できるかかりつけ医を見つける方法を、看護師の知識と子育ての実体験をふまえてご紹介したいと思います。
風邪で熱もないのに抗生物質…これって安心?
子どもが幼稚園で風邪をもらってきてしまい、軽い咳をし始めたので、ひどくなる前に小児科に行った時のことです。
医師の診察でも「風邪かな〜」ということで、「お薬を出しておくから、治らないようだったらまた来てね」とのことで処方箋をもらったのですが…。
その処方箋には咳止めのみならず、強めの抗生物質がズラリ!
抗生物質…しかも強めの薬を初めから出してくる医師は、自分の実力不足を証明しているようなもの。
抗生物質が全て悪いわけではなく、必要な場合もありますが、飲ませなくて良い薬は出来るだけ飲ませたくありませんよね。信頼できる医師は、症状の軽い風邪に、最初から抗生物質を処方することはありません。
薬が処方されたときは、医師か薬剤師に抗生物質かどうか確認しましょう。その場で確認できなかった場合は、インターネットで薬の名前を検索すると、どんな薬か調べることができますよ。
ステロイド薬を長期間処方…安心?不安?
風邪が長引いたときや喘息発作が出てしまったときなど、ステロイド薬を処方される場合があります。
もちろん、ステロイド薬を飲ませてはいけないわけではなく、服用方法を間違えなければ効果バツグン!子どもの辛い症状が治まります。
しかし長期的に服用してしまうと、逆に子どもの副腎に障害が起こってしまうのです。
信頼できる医師は、一時的にステロイド薬を処方しますが、症状によって徐々に減らしていきます。
そして最終的にはステロイド薬の処方をやめ、身体からなくすことを考えてくれます。
逆に実力がない医師は、ステロイド薬に頼りすぎて1年も処方したりするので要注意です。
ステロイドも、インターネットで薬の名前を検索すれば、ステロイドが含まれているかどうかが確認できます。
症状が改善しないのに、診療方針を変えない医師
現在、3人の子育てをしている最中ですが、小さいころから何度か痛い目にあってしまいました。それは「誤診」です。
結果的には伝染病だったのですが、かかっていた病院の医師は「風邪だ!」の一点張りで、検査すらしてくれませんでした。
初めは医師の言葉を信じて、処方されて薬を飲んでいてのですが、一向に良くならず…。
怪しいと感じて違う病院へ行ったときには手遅れで、なんと入院騒ぎになってしまいました。
信頼できる医師は、何か疑問に思ったときは必ず原因追求の検査をしてくれます。
個人病院だと出来る検査が限られてしまいますが、病院によっては血液検査、レントゲン、CTなどを持っているところもあります。
また自分の病院では充分な検査が出来ない場合は、必ず大きな総合病院へ紹介状を書いてくれます。
子どもが小さい頃からかかっていると、新しい病院に移るのは一大決心。なかなか移ることは出来ませんよね。
でも、何度も通院しているのに症状が改善しないなど、「おかしいな…」と感じた場合は、すぐに違う病院で診てもらい、必要なら検査を受けることをオススメします。
私自身も、信頼できるかかりつけ医に出逢えるまで、数多くの病院にかかり失敗を繰り返して来ました。誤診のあと、退院はできましたが、通院は現在も続いています。
子どものために良いかかりつけ医に出逢って、いざという時に安心して通える病院を見つけてくださいね!
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