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子供の発達が遅い……。寝返り、お座り、ハイハイ、歩く訓練をした体験談

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    「うちの子供、他の子供よりも寝返りやお座りが遅いな……」「もしかして体の発達が少し遅いかも」と悩んでいらっしゃる方に、私の子供の体験をご紹介したいと思います。

    私には4人の子供がいますが、2番目の子供が運動発達遅滞でした。

    ※発達障害についての記事はこちら※
    ▶【医師監修】赤ちゃん・子供の発達障害について解説!原因、特徴、治療法は?

    運動機能の発達が遅いのはいつわかったか?

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    出産自体はいたって普通で、平均体重をキープしていましたが、生後3ヶ月頃から平均体重を下回るように。

    そして、6ヶ月健診のとき小児科の先生に、体の機能の発達が少し遅れ気味だと指摘されました。

    6ヶ月の乳児というと、既に首は据わって、寝返りを打っている頃ですよね。

    早い子供は、お座りもできているかもしれません。

    うちの子供は、寝返りを打てませんでした。

    子供の発達の速さはまちまちですが、私の主治医の判断基準としては、「3ヶ月以上の発達遅滞があれば、何らかの対策を取る」とのこと。

    寝返りをしたくなかったのかできないのかはわかりませんが、小児科の先生の勧めで、8ヶ月になった頃から理学療法士のところに通うことになりました。(理学療法士とは、「起き上がる」「歩く」などの基本動作を身につけるための施術をしてくれる方のことです)

    理学療法士の施術と訓練で歩けるように

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    うちの子供は靭帯が長いため、靭帯を動かすために周りの筋力を強化する必要がある、という説明を受けました。

    例えば、うつぶせ寝。

    一般的には、窒息死のリスクがあるために赤ちゃんのうつぶせ寝は推奨されていませんが、訓練のために積極的にうつぶせ寝をするように言われました。

    ただし、窒息しないように監視できる場合のみです。

    (こちらは専門家の指導を受けて行ったものです。安易に自己流で真似をするのは絶対にやめてください

    赤ちゃんは、うつぶせに寝かされていると、いろんなものが見たくなり頭をもたげるようになります。

    これが首の周りや背中などの筋肉や、体の機能を鍛えることになるんです。

    子供が嫌がって、怒りの声を出すこともありましたが、1日数回ずつがんばってもらいました。

    理学療法士のところでは、お座りの練習もしました。

    ほとんどの赤ちゃんは、座った状態から横に倒れたときに、衝撃をやわらげるために反射的に手を横に出します。

    しかし、うちの子供にはその反射がなく倒れるままになっていたため、反射を育てるための訓練も行いました。

    その後、お座りができたものの、うちの子供の場合は、座ったときに脚が前に出ていませんでした。

    大人で言えば、あぐらをかいているような状態です。

    確かにこの体勢の方が、脚を前に投げ出して座っているよりも背中にかかる負担が少なくて済みます。

    これも矯正の対象になりました。

    背中を支える体の仕組みが弱いということで、座った状態で目の前におもちゃなどを置き、腕を伸ばして取らせるような練習を少しずつ行いました。

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    機能訓練に通った期間は、3ヶ月間、週に2回ほど。

    私自身も訓練方法を教えてもらい、家でもその訓練法を繰り返すことによって、他の子供との発達の差を縮められたのを実感しました。

    何よりも、寝転がってばかりだった子供が、寝返りを打つことで天井以外の世界を見ることができ、視力や好奇心や知力の発達にもつなげられたことが嬉しかったです。

    その後、お座りやハイハイも出来るようになり、1年半年かかりましたが、歩き出せるようになりました!

    (1歳半が、遅い子供でも歩けるようになるだろうといわれている年齢です。)

    現在は健康で運動能力も問題なし!

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    現在は、ボール遊びはそれほど得意ではないのですが、走ることに関しては持久力があり、クラスでも体力のある方です。

    ちょっと疲れやすい体質で、そのせいかどうかはわかりませんが、少し気が短いところはあります。

    と言っても、生活に支障をきたすほどではないので、私は子供の個性のひとつと考えています。

    全体的には、風邪もあまり引かず、いたって健康です。

    早めに発達の遅れを発見してもらい、理学療法士の施術を受けられたことは、子供の発達を非常に助けてくれました。

    子供の発達が遅いと感じたとき、単にマイペースで慎重なだけなのか特別な訓練やサポートが必要なのかは、親が見ただけでは判断が難しいのではないかと思います。

    不安を抱えたり、自己流な訓練を行うのではなく、きちんと専門家に診てもらうことをおすすめしたいです。

    今回うちの子供が行った訓練をご紹介しましたが、あくまで体験談としてであり、「こうすれば早く歩けるようになる」というアドバイスではありません。

    子供の状態によって必要な訓練は異なると思いますので、必ず専門家の指導のもと行ってくださいね。

    赤ちゃん・子供の発達のヒント

    ▶【子どもの発達障害】いつわかる?赤ちゃんの特徴は?病院は何科に行くの?
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