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【レーザー治療画像あり】苺状血管腫の体験談!何歳頃に自然治癒する?治療は必要?

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    苺状血管腫は、5歳までに50%、7歳までに75%の苺状血管腫が自然に治ると言われています。

    出来る場所や形状によって視力障害、呼吸困難、開口障害、難聴など機能障害を起こす場合は、積極的な治療が行われます。

    そうでない場合は自然に治るのを待つか治療をするのか悩みますよね。

    今回は、自然治癒とレーザー治療の体験談をご紹介いたしますので、参考にしていただけると嬉しいです!

    苺状血管腫自然治癒の体験談

    我が家の1歳9ヶ月の娘には、「苺状血管腫」(いちごじょうけっかんしゅ)というアザがあります。

    今回は、うちの子供の苺状血管腫に気付いた時期や、その後の経過、現在の状況などについてお伝えしたいと思います!

    同じく苺状血管腫に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

    赤ちゃんにできるアザ、苺状血管腫とは?

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    苺状血管腫は、苺に似ているからという理由でこの名前がついたそうです。

    たしかにプックリと盛り上がるような感じで、苺のように見えます。

    身体中どこでもできる可能性があるそうですが、顔にできることが多いのが特徴だそうです。

    うちの子供の苺状血管腫も、右頬の下辺りで顔にできています。

    触っても反応はないので、特に痛いというものではなさそうです。

    生後3~7ヵ月頃に大きくなるものの、2歳頃から小さくなり始め、5歳までに50%、7歳までに75%の苺状血管腫が自然に治ると言われています。

    苺状血管腫自体はアザの一種ですが、出来る場所や形状によっては視力障害、呼吸困難、開口障害、難聴など機能障害を起こす場合があります。

    また、局所に潰瘍を形成したり、出血を繰り返すような特殊なものもあるので、こういった場合は治療が必要です。

    何の問題もない場合も多いですが、もし「苺状血管腫かも?」というアザがあったら、念のために一度病院を受診することをおすすめします。

    1ヶ月検診で苺状血管腫と診断

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    妊娠中は切迫流産と診断され、生まれたときの体重も2476gと小さめでしたが、肌トラブルはない方で、生まれたときからツルツルの肌でした。

    最初に「おかしいな」と気付いたのは1ヶ月検診の前くらいです。

    生まれたときは確かに何もなかったはずの右頬に、少し赤い傷のようなものができているように見えました。

    「自分でひっかいたのかな?」と思うくらい小さな傷で、あまり気にしませんでした。

    しかし日が経つにつれて、少しずつ傷が大きくなっていっているように見えたんですね。

    ちょうど1ヶ月検診があったので医師に相談すると、「おそらく苺状血管腫でしょう」という診断でした。

    まだ生後1ヶ月なのでもう少し様子をみる必要があると言われました。

    私はこのとき、初めて苺状血管腫という言葉を聞きました。

    「何か悪い腫瘍なのでは?」と悪いイメージが頭の中に広がりましたが、医師の話では「見た目以外は全く何も問題がない」ということでした。

    そして「これから大きくなるから」と言われたのが少しショックだったのを覚えています。

    苺状血管腫とは、早い子で新生児の頃からあり、3~4歳頃までに自然になくなることが多いという説明を受けました。

    その間にだんだん大きくなり、自然にだんだん小さくなっていくのが普通の経過のようです。

    特に悪い物ではないと言われたものの、「女の子だし、顔だしな……」「保育園や幼稚園でいじめられたりしないかな」と心配になり、他の治療法がないのか調べてみることにしました。

    苺状血管腫の治療法は?自然治癒を待つしかないの?

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    基本的には自然治癒を待つ以外にも、手術で取ることも可能だということがわかったので、3ヶ月健診で紹介してもらった形成外科に相談に行きました。

    すると、「手術は可能ですが、全身麻酔になります」とのこと。

    うちの子供の場合は、見た目以外に特に影響はなかったので、「全身麻酔をして手術するほどでもないかな」と思い、とりあえず自然治癒を待つことにしました。

    苺状血管腫が小さくなってきました

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    現在、娘は1歳9ヶ月ですが、苺状血管腫は小さく薄くなってきています。

    まだ「完全に消えた」という状態ではありませんが、「焦って手術をせずに、待っていてよかったな」と思っています。

    ちなみに、ケアや治療は何も行っていません。

    これまでに自分の子供以外にも、首や脇腹などに苺状血管腫がある赤ちゃんを見かけました。

    また、「うちの子供にも苺状血管腫があったけど、気付いたら消えていたよ」という話を教えてくれた先輩ママもいます。

    やはりそこまで珍しい症状ではないし、自然に消える子供も多いようですね。

    子育て中は不安なことがたくさん出てきます。

    神経質になりすぎずに、子どもとの楽しい時間を過ごしていけるようにしたいですね!(Aさん)

    苺状血管腫レーザー治療の経過写真

    生後1ヶ月頃から息子の眉間に赤いシミが目立ち始めました。

    「乳児湿疹かな?」と思っていたのですが、一ヶ月検診で「血管腫かもしれないから気になるようならまた別で診断してね」と言われました。

    「血管腫ってなんだろう……」と思いそのまま何もせずに過ごしていたのですが、3ヶ月になる前には赤いシミはぷっくりと腫れ上がりピーナツくらいの大きさになっていました。

    近くの小児科に行くと「苺状血管腫」と診察されました。

    「時間が経てば治る」と言われましたが、どうしても目立つ場所ですしいろんな人から「おでこどうしたの?」と聞かれるのが苦しくなり、治療するために県立病院の案内状を書いてもらいました。

    県立病院では月に1回レーザー治療を行っています。

    レーザー自体は一瞬で終わりますが、レーザーを当てるたびに息子は泣いています。抱っこすればすぐに泣きやみますがやはり何回やってもびっくりしてしまうようです。

    3回目のレーザーまでは特に血管腫の変化が無く、あくまで血管腫の成長が止まるだけのように感じました。

    4回目以降からはだんだんと血管腫が薄くなり、1ヶ月に1回から2ヶ月に1回の治療頻度に変わりました。

    生後11ヶ月の現在、治療を初めて半年以上経ちますが、まだ血管腫は完全には変えていません。

    それでも確実に小さく目立たなくなっています。

    綺麗なおでこになるまでもう少し頑張りたいです。(R.Iさん)

    失明の危機!目の上に出来た大きな苺状血管腫

    初めて苺状血管腫に気づいたのは1か月検診の前くらいです。

    産まれてすぐ、目の上に爪でひっかいたような赤みがありました。

    すぐ治るだろうと思っていたら、日に日に赤みは増していき、少しずつ腫れも目立つように。

    心配で1か月検診の際先生に聞いてみると、「血管腫かもしれない。目の上だから心配だ」と、大学病院への紹介状を渡されました。

    それからもどんどん腫れと赤みは増していき、とうとうお岩さん状態に!

    皮膚科にてレーザー治療と液体窒素治療を開始。

    これは産まれて間もない我が子には酷な治療方でしたが、「このままでは瞼が腫れすぎて目に光が入らず、失明してしまう」と言われ、必死でした。

    そんな時小児科にて、「インデラルという心臓病の治療薬が、血管腫にも効いた事例があるから試してみないか」と言われました。

    心臓病と聞き不安はいっぱいでしたが、やれることはなんでもやってみる事に。

    念のため入院しながら服薬。

    内服して2日目、ほんのわずかですが瞼が開き、飲み続けて1か月後の退院時には完全に光が入りました。

    それから何か月か飲み続けましたが、日に日に変化は少なくなり、これ以上は自然治癒にすることになりました。

    現在5歳ですが、やはり弱視と少しですが目の左右差はあります。

    しかし、お岩さんのようになった娘を見ているので十分な治り具合です。

    小学校入学前までが、自然治癒の限界だそうです。

    高校生くらいになったら形成外科に見てもらう方法もあると言われたので、それまでは弱視の治療の為メガネ生活です。

    今回1か月検診にて異常が発覚し、瞼が腫れあがり目に光が入らなかった期間は1か月ないくらいでした。

    自然治癒でも問題ない場合もありますが、我が子のように場所や大きさによっては治療が必要です。

    早めの治療で失明は免れましたので、おかしいと思ったら、すぐに病院で診てもらうことをおすすめします。(rikona1004さん)

    ※参考※
    日本形成外科学会「苺状血管腫」

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